2013年12月28日土曜日

安倍首相の靖国参拝について考える

着任1年で靖国を公式参拝したことで、いろんなメディアがあれやこれやと騒いでいるので便乗して考えてみたところ、個人的にはなんの問題もないというかいいんじゃない?って結論にたどり着いた。
そもそも戦争犯罪者という犯罪は、戦勝国から敗戦国に押し付けられる罪でしかない。法がある中で犯した罪とは性格が異なるわけで、靖国が犯罪者を祀る場所というのはちょっと感覚がおかしい。
戦争で人を多く殺した場合、その勝者は英雄になり敗者は人殺しとなるというのは野蛮な考え方だ。

さて、今回の靖国参拝で考えられるメリット、デメリット、影響は何があるかを考える。どのメディアもくどいくらいに伝えているが、あくまで「中国と韓国を刺激する」の一点である。その他には何もない。アメリカの反応も、あくまで近隣諸国への影響を懸念するということだけだった。
では、中国と韓国を刺激することに対する影響は何があるのかを考える前に、なんでそんなに感情的になるのかという問題を考える。
まず前提として、中国も韓国も、幼少からの反日教育が行き届いており、客観的な事実だけでなく国民感情として日本に対する不信感を刷り込まれている。歴史を紐解くと日清戦争から始まり、日露戦争、日中戦争、大東亜戦争、満州国建国ということがあったのは事実である。

中国の近代史は少々ややこしい。
清王朝があったところに、欧米による一部の植民地化が行われ、そこに複数の革命政府、独立政府が乱立し、その一部に日本政府が絡んでいたというのが私の理解である。年表にまとめたいと思ったが断念したくらいにややこしい。
ざっくりと書くと、清国が植民地化され、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦の補償として日本が進出。この頃から反日感情はあったらしい。
中国国内では国民党による中華民国政府と中国共産党の抗争があったが、時期により抗日で共闘したり戦争したりと、その時の政情により異なる。
上海の日本人居住区への中国共産党の攻撃をきっかけに、日本陸軍が上海から南京を攻略。国民党の反蒋介石勢力が独自政府を日本軍を背景に設立。満州国も日本の勢力下で設立。
第二次世界大戦での、東南アジアにおけるイギリス、オランダ、アメリカとの戦争がメジャーであるが、中華民国との戦争があったのも事実だ。戦争を虐殺と理解するかどうかは、戦勝国の特権であるので、彼らにしてみたら虐殺になるのかもしれない。
日本が第二次大戦で敗戦国となったと同時に日本勢力下政府は消滅し、中華民国政府の国民党と中国共産党の内戦が再開。米国が支持する中華民国は敗走して台湾に移駐。中国共産党は中華人民共和国を設立。
こうなると戦勝国は中華人民共和国ではなく中華民国になるんじゃないかとかいろいろツッコミドコロがあるが、まぁ勝利者の権利を最大限に活用しているところはさすがの毛沢東である。

韓国についても難しい。長らく中国統治下にあり、一時はモンゴルの支配下になり、そのうちロシアが植民地化したところで、日清戦争と日露戦争の結果、朝鮮半島は完全に日本統治下となったわけだが、朝鮮総督府を設置し、インフラ整備等、日本人が来れる環境を構築していった。
豊かな場所でもなく、居住民族の入れ替わりが激しい場所であった。戦略的拠点としても微妙であり、本当に欲しがっているのはロシアくらいだろう。
反日運動は1919年ごろからあったとされている。金日成が朝鮮半島北部を根城に抗日パルジザンを名乗っていたのもこの頃からである。
人的交流は、第二次世界大戦前から日本には移住してきており、特に戦中は軍事工場の労働者として多数が来日した。当然、奴隷制ではなく、給与所得のある労働者としての来日である。
戦後、軍事工場は閉鎖され、一部の人は帰国。残った朝鮮人は集落を作り、土地の無断使用などで各地でトラブルが発生している。某宗教はここで、後ろ盾となる条件で大勢を取り込んでいる。在日の人が多いというのはそのあたりなんだろうと推測している。その後、北朝鮮設立後にもまた多く帰国しており、また無償で得た土地を売却して転居したりとか、いろいろある。
このあたりは、私が古い会社に勤務して、近隣トラブルなどを知った立場での記載なので、具体例はちょっと避ける。
こちらからすると、募集かけたら来てくれた労働者なんだけど、日本に来たら敗戦で工場閉鎖で仕事がなくなったとかいう被害者意識もあるのだろう。まぁ、従軍慰安婦なんてのは日本人も韓国人も普通にいたわけで、それも高給取り職業だったわけで。敗戦処理での個人向け賠償金が、韓国政府から該当者にいっていなかったというのが本当のところだろうというのが、最近多く見かける見解だ。
で、今の反日教育の基礎ができたのは第二次大戦後間もなくだったようだ。米国主導で設立された大韓民国の政治家に反日派が多く登用されたことに起因しているとされている。まぁ、直前まで占領していた国を敵視するのが一番便利だ。
そのうち朝鮮戦争が起きて38度線で休戦協定が成立して落ち着いた後も、しばらく正式な国交はなかった。日本と韓国で国交が成立したのは朴 正煕が政権に就いてからで、これは朴 正煕が満州国軍人だったりとか、親米反共だったりとか、経済的にとか、いろいろ大人の理由もあるだろう。蛇足だが、娘は大統領就任後に反日ロビー活動に熱心なのは、このあたりから産まれる親日イメージを払拭するためなんだろうな。
話が逸れたが、韓国は第二次世界大戦終結時点で国家としては成立していない。軍事的な衝突は現在の北朝鮮の母体がほとんどであり、なんというか、戦争被害者というよりは植民地から解放されたという位置づけの方が正確じゃないかと考える。

そんなわけで、反日感情の根拠はなんとなく理解した。で、靖国参拝というのが、戦死者を弔う場所であるということで、先の戦争の被害者意識を盛り上げることになるというのもなんとなく理解した。ただし、納得はできない。反日感情で国民の意思統一を図るその政策の結果であり、事実無根ではないが必要以上の反応だと考える。

んで、中国、韓国との国交に影響がでた場合、何が問題になるだろうか。軍事衝突の可能性は、あめりかさんがいる限りはゼロに等しい。経済的問題だが、これは中国、韓国から撤退するいい口実にしかならない。なにより、東南アジアとの関係は日本の方が良好である。
例えばヴェトナムを挙げると、古くからの中国との関係もあり、また島の領有を巡って現在中国とトラブル。韓国に対しては、ヴェトナム戦争での韓国軍の振る舞い、現在進出している韓国人の態度等で反感を持っているようだ。
タイは、古く日本人町がアユタヤにあったりとか、皇室外交とか、いろいろ根強い信頼関係がある最も古い友好国だ。二次大戦では英国とも日本ともうまく付き合って、最終的には戦勝国になっているけど、日本軍人とのタイ貴族との恋愛ロマンスが幾度も映画化されていたりとか。戦争での悪印象は泰緬鉄道くらいだろうが、あれも強制労働じゃなかったし。
マレー半島からインドネシアにかけては、オランダ植民地から解放したという位置付けで、その数年後には戦争が終結しているので悪印象は少ないようだ。オランダから何度も賠償金請求がきたりとかして対応しているのはそのためである。
他もいろいろあるけれども、まぁ、中国、韓国との付き合いがなくなってもいいというか、その方が他アジア各国との絆が強くなるんじゃなるまいかとか、そんな妄想まで抱いてしまうような世界情勢になっているんだという確認にしかならなかった。

海外の反応を二つほどリンク。個人的感想としては、知ってた、って感じ。

劇訳表示。 : 【誤算?】安倍首相の靖国参拝に米ガックリ。「日本の勝手だろ」「諸悪の根源は米」

劇訳表示。 : 【安倍首相靖国参拝】日本「強い日本が蘇った!」 韓国「フザケンな#」

2013年12月19日木曜日

猪瀬氏の辞任について思うところ

徳州会からの金の話が出て、印紙も貼ってないなんちゃって借用書を公開したあたりで、そのうち辞職するだろうなぁとは思っていたけどとうとう辞意表明しちゃったわけで、なんというか釈然としない。
まぁ、私は石原政治家軍団は信用ならないと思っていたし、なんの実績もない猪瀬氏が都知事選に立候補したときはあり得ないと考えてたし、氏に投票はしていない。twitterでの暴言も少なくなかったし、石原の威を借りているだけだと思っていた。
なので、今回の辞意表明は私にとっては残念なものではない。ただ、辞めるまでの展開が釈然としない。

結論からすると、氏も言っているように政治屋としての資質はあまりなかったのだろう。ある意味ピュアな、政治屋としては一番不適切な資質を持っているんだと考える。
それなりの黒い人脈があれば徳洲会問題が表沙汰になる前に情報は手に入れていただろうし、亀井氏のように処理できていただろう。または政治献金として適切に経理処理をして、問題になった時点でそこから返却することもできただろう。恐らくだが、石原がやっていたこと、もらっていたものは全部そのまま前例を踏襲していったんだろうな。
今回は、経理上の不適切な処理から収賄の憶測が生まれ、その説明対応に嘘が混じったことで、どうしようもないところに自分から追い込まれていったのだと理解している。モノカキを生業としているにしては設定の作りこみが甘すぎるようにも感じるけど、そんなに大騒ぎされると思っていなかったのかもしれない。
んで、マスゴミによる収賄容疑説の扇動と、それに乗っかって議会で正義感を前面に出して人気を得ようとする都議たちに対しては嫌悪感を持つ。経理上の処理を適切に行っているだけで、似たような金を受け取っている連中が何を言ってやがるんだ?という気持ちがある。それなりの地位に就いた、まだ人脈も少ない政治村新人がうまいことスケープゴートになったんだろうな。都知事が辞任したら騒ぎは収まると考えているのだろう。そのあたりがどうも釈然としない。

またこれも推測だが、猪瀬氏は役人のウケはよかったんじゃなかろうか。役人と議員の利害は一致しないのが常なわけで、恐らく議員から総攻撃を受けるような理由も少なくなかったのだろう。
都民としては、都知事が誰になってもあんまり変らないだろうと思っている。知事が変って大きな変化があったのは、故青島氏が当選した時くらいだ。ただ、あれは無駄な開発を中止するかどうかを都民に問う選挙で、公約を実施しただけではあるんだけどね。
まぁ、先の参院選で山本太郎や渡邉美樹を国会に送り込んでしまった民度の低い東京都民が何を言っているんだと言われたら返す言葉もない。

最後に海外の反応を一つ。
劇訳表示。 : 猪瀬都知事「私、アマちゃんでした」 海外「しっかり罰しろ#」「次の人間も同じだろ」

海外の反応を見ると、伝えられている情報が偏っているなぁという印象。これまた情報操作の成果だ。
本当のところは何か。何が問題なのか。それを判断する自己基準を明確にしておかないと、同じ過ちを犯すことになるだろう。正義感や恐怖心で、どうするべきかを見誤ることだけは避けたい。

2013年11月22日金曜日

iPhone5s 5c SIM Free発売決定とか

いよいよ林檎本店からの直接購入が日本でもできるようになるという朗報。いや、消費者に負担のかかる方向に行かないとも限らないので、一概には朗報ではないかもしれない。
しかしながら、キャリアに縛られないPDAを所有できるというのは便利であると思ったりもしたので気の赴くままに書いてみる。

さて、内容として気になるお値段だが、これは世界共通の価格帯になるようだ。これまで、わざわざ香港あたりで仕入れてきた人には嬉しいことだろう。
しかしながら問題点として、対応周波数帯の多様化によりモデル数が増えていることが挙げられる。どこでもどのキャリアでも使える端末でなくなっているのは正直なところがっかりしている。

Apple - iPhone 5 - View countries with supported LTE networks.

対応周波数帯別モデル一覧だが、モデル数から対応アンテナが5種類あるのがわかる。
これはLTEだけでなく、2G、3G通信も含めた分類になっているものと推測される。そうすると、場合によってはLTEが使えないとか2G、3Gが使えないとか、いろいろ制限がかかってくる。
一覧表を見て驚いたのが、日本仕様が一つになっていること。
2G、3Gでは、docomoとSBM仕様のW-CDMA、au仕様のCDMA2000に分かれており、auから発売されていたiPhoneの仕様はアメリカVirginと同じ周波数帯対応だった。少なくとも4Sはそうだった。au iPhone4SはGSMも掴んでくれたのでとても便利だったのだが、今回は対応周波数帯の見直しがされているようである。
appleが対応周波数帯の見直しをしてきたのは、恐らく発注ロット数が平準化することを目的としているんだろうけど…。こうなるとどうしたらいいものか、買い手側で考えなければならなくなる。
日本で使うだけであれば、キャリアの割引サービスのついたものを購入するのが一番便利だろう。ただし、海外での利用も考えているのであれば、渡航先キャリアの周波数帯も調べておかなければならなくなる。一部のマニアにはそれが楽しみの一つになるのだろうが、一般的には非常に面倒くさい作業になろう。てゆか、わからない人の方が多いはず。
ざっくりと対応表を見たところ、日本向けiPhone5sは、3G以前の通信方式として、GSM非対応、W-CDMA、CDMA2000、HSDPA対応だけど周波数帯は少な目といったところだろう。LTE対応チャンネル数が多いので、3G通信は対応していないがLTE通信だけ対応しているキャリアも多い。
appleの対応表だと、LTEだけ対応している国は省略されていると読み取れる。
しかしながらLTEは4Gへのつなぎの技術であることから、キャリアによっては過去設置したアンテナ基地局を生かすための独自仕様があちこち見られる。チャンネルは対応しているはずだけどやっぱりダメだったとかいうこともあるかもしれない。

さて、周波数対応ばかりでは面白くない。SIM Free端末が購入できるようになったメリットを考えてみよう。
一番は、必要なときだけ他に所有している携帯端末のSIMを入れたり、日本通信をはじめとするMVNOのSIMを使うということが考えられる。日常的に無線ルータを使っているような人であればキャリアへの支払いが発生しない使い方もできる。まぁ、複数台持ちのガジェ獣にしかメリットはなさそうだ。
あとは、頻繁に海外に出る場合、渡航先でも使用できるのであれば便利だろう。
その他にあるとすれば、キャリアが危機感を持って、サービス向上につながってくれればありがたいのだが…これはあまり期待できないだろうなぁ。

2013年11月9日土曜日

iPad miniにiOS7を入れてみた

iOS7が7.0.3まで更新されたので、そろそろ最適化作業もできたかなぁ?という期待と、iOS7にしろという表示が出てくるのがうざいのと、アプリケーションのほとんどがiOS7対応してきたというのもあり、iPad miniをiOS7に更新してみた。
心配なのはCPUがiPhone4Sと同じA5であること。iPhone4SにiOS7を入れたときは動きがもっさりした印象が強く、同じようなもっさり感では快適性がない。それならiOS6のままの方がよかろう、ということで一ヶ月様子見してきた。
人柱の皆さんの報告をあれこれ観察していたが、動作に問題はなさそうだということで更新を決心。
で、iOS7にした観想を羅列。

メリットとして、iPhoneでも同じなのが、
・コントロールセンターによる設定変更の利便性向上
・アプリケーションのkillがandroid並みに便利になった
この2つは、androidとiOSの操作性を比較した場合にandroidに軍配が上がるものだった。まだ同等にはならないが、この前進は大きい。できることならば、コントロールセンターの項目をカスタマイズできるようになればありがたいのだが、それは期待できないだろう。

iPad、iPadminiで大きい改善点が一つ
・iPad非対応アプリケーションの解像度が最適化される
iOS6までは、非対応アプリケーションは小さなサイズでの表示。申し訳程度に右下に「X2」ボタンがあり、解像度はそのままで拡大表示されるというなんともお粗末なものだった。それがiOS7からは、解像度も最適化されて全画面表示される。これは朗報。開発者にもありがたい仕様変更だろう。

不安だったハードウエアが貧弱なことに対するOSの重さだったが、今のところは快適に動いている。同じA5CPUを搭載しているiPhone4SをiOS7にしたときのような絶望感は今のところ感じないのは、恐らくは7.0.0よりも大幅に最適化作業がなされたのだろう。動作に不満があったらiPad mini Retinaにするかどうか悩んでいたが、今のところその必要はなさそうだ。あと1年は戦える。

2013年11月1日金曜日

山本太郎の手紙

昨日2013/10/31の園遊会に招待された山本太郎が天皇に直訴状を手渡すというハプニングが起きた。それをネタにいろいろ話題が出ているが、個人的感想をメモ。
是非を語るつもりはないが、非常識だと思う訳で、そのあたりについて書き出してみる。

私のスタンスとして、参院選での見解の通り、山本太郎に対してはいい感情を持っていない。
また天皇に対しては象徴天皇としての外交に期待はしているが、特段の興味は持っていない。
ただ、通常は国王レベルの警護のありかたとして、直接物を申すような場所というのはありえないというのが世界的に一般常識だと考える。

まずは太郎のスタンスがよくわからない。
第一に国会議員として活動をすべきであって、国の運営を論じる国会にて主張をするのが普通の感性じゃないかと考える。国会で主張する権利があるのにそれをしないで…謎である。
第二に天皇をどう位置づけているのかがわからない。
所謂左派の支援を受けていたはずであり、旧帝国主義を否定する立場のはずなのだが、そこまで天皇に権力や影響力があると考えていたのだろうか。それとも天皇を軽んじているからこそ手紙を片手で渡すという行為にたどり着いたのだろうか。これまた不可思議。

次に無知の罪。
やってはいけないことを知らなかったから無罪というのは許されない。本人が無知であることからの行為が許されるのは、未成年もしくは成年後見人をたてられた人のみであろう。国会議員になった以上は、それなりの知識が必要であろうし、また知識を身につけることができないのであれば適切な判断をすることができないだろうことから、議員たる資格はないと考える。無知は罪だ。

他にも、天皇の方が太郎よりも被災地のことを考えているし知っているだろうとかいろいろあるけれども、やっぱり議員にしちゃいけない人材だったなぁとか思った次第。

今回の件で、今後の園遊会への影響は少なからずあるだろう。招待する対象も前例踏襲はなくなるだろうし、身体検査も厳重になるだろう。SPの警護位置も従来より厳重になることが想定される。
気になる点として、招待対象者の選出者と、入場時の身体検査担当者、そしてその責任者になんらかの処罰が下るかもしれないということ。
そうならないことを願うばかりであるが、顛末書の作成は当然に指示されるだろうと想像できる。担当業務とはいえ、無知な招待客の行為に対する顛末書を書かされるということに大きく同情する。間違いなく彼らは、山本太郎による被害者であると云えるだろう。

2013年9月24日火曜日

ドラマ半沢直樹を考えてみる

ドラマ半沢直樹の視聴率が42.8%と、家政婦のミタを超えて今世紀最高を記録したとの速報。原作を読んでいても楽しめるドラマだった。
これだけ注目を集めたのはなぜだろうとか考えてみたのでいつものように羅列してみる。

まずは、視聴率の変遷
【第1話】19.4%
【第2話】21.8%
【第3話】22.9%
【第4話】27.6%
【第5話】29.0%
【第6話】29.0%
【第7話】30.0%
【第8話】32.9%
【第9話】35.9%
【第10話】42.8%

みごとな右肩上がり。これはストーリーが話題になっていることと、倍返しという流行語により当初は興味を持たなかった人を取り込むことができたのだろうと想像する。ドラマ自体が面白くなかったらここまで伸び続けなかっただろうから、話題性に見合った出来栄えだったのだろう。

さて、見所はどこにあったのだろうかと考える。
第一に、共感する人が多かったことだろうか。
バブル崩壊以降の負の遺産の処理を強いられている会社員が多い現実がある。バブル崩壊から20年経過しているが、自分も含めて入社当時から他人の尻拭いをしてきている。とてもじゃないが、経済成長期に働いていた人たちが感じていたようなヤリガイとかタッセイカンなんてものは味わえるはずがない。経済活動の最前線で働く20代から40代までのほとんどがそんな環境にある。
半沢が入行したのもバブル末期。そんな世代としては、上司からの責任のなすりつけられた半沢がそれを倍返しする姿に溜飲が下がるのは至極当然。清廉潔白ではなく清濁併せ持ち、どんな手段を使っても目的を達成しようとする姿に共感する人も少なくなかっただろう。

第二に、いわゆるゴリ押しアイドルの登用が少なく、ベテラン役者が揃っていたというのも大きい。顔芸と紙一重であったが、感情が言葉だけでなく表情と仕草とでもわかりやすく表現されており、感情移入しやすかった。
前半5話まではジャニタレとか壇蜜とかいたけど、うまい役者だけで構成された場面は、その空気がひしひしと伝わってきた。
考えてみると、家政婦のミタも同じように役者中心のドラマだった。

第三に、ストーリー構成だろうか。設定や背景を小説が書かれた当時から現在に近いものに変えたこと、描写をわかりやすくしたこと、それでいて大筋は変えていないこと。原作を変に省略することも無意味に引き伸ばしすることもなく、テンポのよい展開だった。
ゴリ押しタレントを採用すると、それを中心に見せるために間延びした場面があったりするが、それも前半の一部だけで済んだというのも大きいだろう。

当然だが原作も面白い。ドラマではその面白さを殺すことなく、脚本と役者の力で魅力が増していた。そんなドラマがこれから増えていくことを願う。

2013年9月23日月曜日

半沢直樹雑感

ドラマ半沢直樹10話が終了。ほぼ原作に沿ったストーリーで、多少設定が異なったところはうまく現在の世情に合わせた処理がされていて自然な仕上がりになっていた。

ところで、原作どおりの展開と結末だったにも関わらず、最後の出向が命じられたところで終了したことにがっかりしている視聴者が多いようだ。
まぁ、倍返しとかいう下克上的な印象が強い作品だし、最後に勝つのは正義と信じたい日本人的時代劇志向からすると最後は梯子を外されたように感じるのだろう。
「原作はテレビを見てから読む」と言っていた嫁はあまりのオチだと大騒ぎして面倒だった。いいから原作読め馬鹿と放り投げたが、多分原作を読まずにテレビドラマだけを見ていて感動の大団円結末を疑わない人がとまどうのは当然かもしれない。
しかしながらそれは、碇シンジが「僕の気持ちを裏切ったなぁっ!」って叫んでいる姿とラップする。自分の思い込みと違う結果になったことへの逆切れであって、見苦しい。

原作では出向とするだけの理由がストーリーに組み込まれていたが、ドラマではそこは敢えて省略したのか、または本作には不要なストーリーと判断し、次作や特別編が決まったらそこで説明すればいいというところなのだろう。
半沢直樹は清廉潔白なヒーローではない。あの物語ではあれでいい、いやあれがいい。半沢の個人的な復讐を遂げて、それで社会的成功もするなんてのはアメコミや時代劇だけでいい。現実逃避や夢物語、勧善懲悪という世界観ではなく、あくまで現実的なドラマという世界観での流れとしてはいいんじゃないかと思う。最後も、良くも悪くも話題性があり、強烈なインパクトを残していった。
第二期が楽しみである。

2013年9月22日日曜日

周波数帯と通信速度比較について思うところ

さて、docomo、au、softbankの3社からiPhone5s/cが発売されたことで、いろんなデータが評価され交錯している。祭は好きなのだが見ていてなんだかなぁな記事が多いのでチラ裏してみる。

携帯電話での通信速度について前提となることをいくつか書いてみる。
まず、仕組みとして携帯電話基地局のアンテナが一度に通信できる回線数は然程多くない。都心などでは常時通信回線を接続できることはない。そこでどうするかというと、通信をパケット化して少しずつ順番に接続要求のある携帯端末機とのデータをやりとりすることになる。いわゆるパケット通信というのはここから来ている。

さて、発売後より話題となっている通信速度比較だが、正直なところ参考にもならない数値しか示されていない。前述の通り空中線接続数に左右される内容であることから、無線基地局に接続している携帯端末機の台数がどの程度あるのかが不明である以上、早いも遅いも参考にならないのである。
無線基地局の局数が増えればという見解もあるが、無闇に局を増やすと電波干渉により不通となるスポットが発生する。これはここ数年docomoでよく起こっており、これはスポットに基地局から指向性のある空中線端末を新たに設置することで解消している。業務上の都合で、とある物件でdocomoの電波障害が発生したため、その対策を依頼してから実施まで数ヶ月かかった経験からすると、相当数の場所で電波干渉障害が発生しているものと想像する。

また、周波数帯が表示されているが、その利点なども参考にされていないところを見てしまうと、ただの数字マニアの自己満足報告だなぁとうんざりした気分になる。
いわゆるプラチナバンドと言われる800MHz帯の強みは障害物を回り込んでの通信に優位性があるわけで、駅前なんかの開けたところで測定したならば800MHz帯に優位性のある結果にはならない。何を比較したいのかよくわからない。

携帯キャリアが通信環境を向上させても、電波状態は基地局がカバーする範囲内にある端末数とその要求内容により大きく変わり、基地局内の処理とそれをとりまとめる中継局の処理によっても変わる。携帯キャリアが広告する最大通信速度の実現する環境は事実上ありえないものと考えてよいし、測定結果もタイミングが1分違っただけで大きく変わる。
だらだらと書いてしまったが、数値に一喜一憂している連中を見ているとなんだかなぁな気分になるのである。

2013年9月20日金曜日

iPhone5s購入

2ヶ月近く放置したりもするけれど私は元気です。
本日、iPhone5sを購入していじってみたりしたのでメモ。人柱が大好物な私はau iPhone。

端末機の形状はiPhone5と同型だし、機能なんかもiOS7も一昨日から公開されてるし、中身はCPUがA7になったりとかしているけど、iPhone5s独自機能って指紋認証だけ?ということで、めぼしい話題はあんまりないなぁというのが実感。
今回のiPhone5sの話題性としては、いよいよdocomoからの販売も開始されたということだろうか。日経が数年前から予言していたことがいよいよ現実になったわけで、日経担当者も安堵したことだろう。
さりげなくauのLTEで800MHz帯のバンド18が使用できるようになったというのが庭ユーザーには嬉しいところなんだけど、あんまり話題にはならないようだ。まぁ通信速度がどこでどれだけ出ているとかいうピンポイント測定だと見えないところだし、何が優位なのか目に見えないから話題性に欠けるところだからしょうがない。てゆか2000MHz帯のLTEをどうにかしろよ的な意見の方が多いだろう。

今日は朝から近所のau shopに9時前から並んでみた。大きくない店だが18番目だった。うーん、予想より多い。この近隣だと、新宿の量販店に並ぶ人の方が多いと踏んでいたのだが。
希望は金だったんだけど在庫がないとのことで、グレーを選択。私の使い方だと、容量は16Gだとちょっと足りないが、32Gあれば十分だろう。
で、ショップは通常よりも1時間早く開店してiPhone5sと5cのみ対応。通常業務は10時からという仕組みにしたようだ。
それでも9時半前あたりからシステムダウンの噂がちらほら流れ始める。店員同士の会話なんかを聞いてみると、どうやら登録サーバへのアクセスが多すぎて処理ができないらしい。結局手続き開始から完了まで1時間ほどかかって入手。店頭で初期設定して終わり。
今回は、4Sの下取り17,000円と、クーポン10,500円で27,500円の割引。販売初日の機種変でこの割引額ならば悪くはなかろう。

その足で新宿まで出向き、ケース類を購入。グレーなので黒系のジャケットを物色。毎度のことながら、私の好みを選んでいくとレイ・アウト製になってしまう。
ケースの横にストラップ用の穴が開いているのがあったので、プラスティック製ストラップも購入。黒は夏場にちょっと日が当たるだけで熱くなるんだよなぁとか思ったがなんとなく今回は黒で統一。

さて使い心地だが、4Sから5sに変えてみると反応速度の違いを体感。CPUが2世代違うんだから当然ではあろうが、ヌルサクだ。地雷臭のあった指紋認証は、認識しないと通常の4桁暗証の画面になるだけなので実害なし。うまく認識してくれると一手間省けるというのがちょっとしたシアワセに感じる。

いろいろ初期設定から変更しておくのがある。
まずはiOS7新機能のコントロールセンター。ロック画面からアクセスできるのはいいのだが、機内モードに変更できてしまう問題。iPhoneを落としたときに、拾った人に悪意があれば機内モードにされてiPhoneが探せなくなってしまう。らしい。今のところは。本当にどうなるのかとか試していないが、ロック画面でのアクセスは許可しない方がよかろう。私はSiriさんもロック画面で動作しないようにしている。
その他に初期設定でonになってるけどoffにした方がよいのが、ローミング、壁紙視差効果、Appのバックグラウンド更新、こんなところだろうか。利用目的によって変えればいいところなので、絶対に変えたほうがいいとかいう程ではないけれども。

んで、帰宅してバックアップの復元をしようとしたら早速iOS7.0.1が公開されてて更新。キャリアアップデートもあり、再度初期設定からスタートとかいうなんだか空しい気持ちにもなってみたり。
まぁ、印象は悪くない。人柱という程の苦行もなさそうだ。

2013年8月1日木曜日

風立ちぬ雑感

ネタバレなので、これから観るんだ!と楽しみにしている人はスルーでお願いします。


先週、スタジオジブリの新作「風立ちぬ」を嫁さんと観賞。終わった瞬間「これはないよね」とお互いに確認したという次第。

時代背景は明治から大正、昭和初期。
ただし、作品中には時代を明らかにする注釈は一言も出てきていない。単に、関東大震災らしき地震と火災があり、その当時に主人公が東大生でいたことから、少年時代は明治時代だっただろうという推測をした。そして、第二次世界大戦に開発・配備された通称ゼロ戦が空を飛んでいるところが最後のシーンということで、昭和20年位までの物語なのだろうという推測になる。
日本人だから、関東大震災が東京で火災のあったことを知っているし、本郷の大学といえば東大になるというのもわかるし、ゼロ戦といえば第二次世界大戦であるということもわかる。ただ、その説明が全くない。文字で示された具体的な時空間は、名古屋駅と工場に書かれた「三菱重工」くらいだった。

構成は、短時間でぶつ切りの場面転換されまくりで、ジブリによくある数十分を連続としたクライマックスシーンはなかった。粗筋を見せられている気分になる。

キャッチフレーズの「-生きねば」という言葉から感じる盛り上がりがなく、日常の中で淡々と時間が消化されている。その日常の消化をキャッチフレーズにしたのだろうが、しっくりとしない。時間軸となる唯一の表現として「私の10年間/君の10年間」というのがあるが、映画の中で時間が示されていないので、どこからどこまでが10年だったのかもわからない。

他にもいろいろあるが、私なりにまとめてしまうと「宮崎駿の頭の中に描いた壮大な物語の粗筋を、宮崎駿がわかる表現のみで構築され、他者のイメージを一切排除した宮崎駿ワールド」ということになる。
主人公の声に愛弟子の庵野を使い、声優・俳優を使わなかったのも、宮崎駿の世界に他者の意思が入り込むことを拒むための手段なのだろう。公開前のテレビの特番にて、宮崎氏が「声優や俳優は自分を出したがるからいやだ」と言っていたのはこのことなんだろう。庵野はプロではないので、宮崎が要求した通りに発音するし、抵抗しない。でも庵野はハズレだと思う。

さて、風立ちぬの評価・評判はいろいろあるが、宮崎駿監督とかスタジオジブリという単語からいい作品だという思い込みがある人には、名作とされるかもしれない。飛行機の姿や、人の感情表現なんかは、さすがに見ごたえがあり美しい。クレソンを食べまくる謎のドイツ人との接触からの特高調査で課長宅の離れに引越し、そこを結婚生活の場にするところなんかはさすがだなぁと思った。
しかしながら、様々な背景説明を省略し、観賞する側の知識と理解力に依存したところが多すぎること、また回収できなかった伏線があったのも「らしくない」作品だ。
アートとしては成立するだろうが、エンターテイメントではない。

宮崎駿に意見し、説得できる人はいないだろう。最高権力者が老害化してしまうと残念な結果になるといういい事例になったのではないかと考える。
カリオストロの城から完全にはまってしまった元マニアとしては、残念で仕方がない。

あと、ホモかどうかという議論も一部にあるが、あれはホモではない。物質愛、所謂フェチ、の同好の志のマニアックな語らいである。鯖の骨のラインの美しさを語り合っているんだ。高尚な物質愛の語らいは、腐女子にはわかるまい。

2013年7月22日月曜日

2013参院選を振り返る

まだ開票が完了していないけど、当選者はほぼ確定したのでメモ。

東京地区は投票率53.51%
丸川珠代  自民 1,036,766(18.8%)
山口那津男 公明  777,925(14.1%)
吉良佳子  共産  686,706(12.4%)
山本太郎  無所属 657,505(11.9%)
武見敬三  自民   603,346(10.9%)

個人的には残念な結果になった。自民 公明 共産 無所属 自民という順番も意外。自民が2候補としても、ちょっとなぁ。
キラちゃんは4位かと思っていたけど3位での当選。うーん。投票率が低かったからだろうけど、なんだかなぁ。
・丸川
 投票していなかったことで叩かれまくった過去があり、トップ当選していい人じゃない
・山本
 中核との連携、多数の軽微な選挙違反等々

これらが当選してしまうということからすると、まじめに活動していた人たちが報われない。
まぁ東京は、前回は蓮舫をトップ当選させた選挙区だし、他地域からの流入もあるのでカオス化しているということもあるのだろう。投票率も低く、推薦団体からの得票の影響も大きい。
民主の鈴木寛は、実績からすると当選させたいところだが、残念な結果。民主というだけで得票できなかったところもあるだろう。私もその一人だけどもw
桐島は存在感が空気すぎた。みんなの党から、川田が立候補していれば取れただろうが、比例区での当選者を増やしたいということでの比例区擁立だったのかな。それにしてももっと存在感のある候補者を押して欲しかった。


いわゆる泡沫候補の注目株は下記の結果
鈴木信行 諸派  74,063(1.3%)
中松義郎 無所属 46,772(0.8%)
マック赤坂 諸派  11,707(0.2%)
森純 無所属 6,190(0.1%)
又吉光雄 諸派  5,409(0.1%)
・鈴木信行が意外と得票していて、大河原に次いで10位と大躍進w
・ドクター中松は、マック赤坂、唯一神を大きく引き離した。
・森純が6000票集めたのは意外だった。
・唯一神又吉は最後の立候補だったが、4桁止まり。南無…


全国を見ると、斬新な結果が出ているところもある。
・北海道
 鈴木宗男の地場だが、大敗。
・岩手
 小沢一郎の地場だが、元民主の現職候補相手に大敗。
・大阪、兵庫
 維新が当選。都民の私が言えることじゃないが、良くも悪くも独自文化。
基本的に一人区は自民の圧勝だったのは想定通りか。


比例は、自民でワタミが当選。まったくもって気分が悪い。
新党大地も生活の党もゼロ。小選挙区での結果も踏まえて、小沢やムネオの時代は終わったということだろう。社民は1。みずぽたんになってから面白いように議席が消えているがかろうじて半減で済んだ。共産党が増えたのは投票率が低いからだろう。今後の票に繋がる活躍に期待したい。

結果、自民圧勝だが、民主が17議席確保というのは私の想像よりも多かった。新党大地と生活の党が比例でもゼロというのも意外。みんなの党は候補者の配分と広告が下手。
なんかまとまっていないけど、とりあえずはこんなところで。

2013年7月21日日曜日

2013参院選関連メモ

池上さん解説はテレビ東京で19:50開始

東京都選挙管理委員会サイト
東京都-H25参議院議員選挙投開票速報

気になる東京MXは通常営業なので有頂天家族も進撃の巨人もちゃんと観れる見込み←


さて、今日は参院選当日なので個人の感想とか羅列してみる。
11:00現在投票率は、前回14.39%、今回11.10%と3%程下回っている。
この時点で最終投票率を決め付けることはできないが、民主がんばれな浮動票が投下された前回の投票に比べて、投票率は大きく下がることが予想される。
前回は景気回復を政治に期待していた人が多かったが、やっぱり政治に任せてもダメだという認識があるのだろう。

投票率が低ければ、東京選挙区は自自公共確定で、5席目が桐島か鈴木寛になるだろう。投票率が前回並みであれば、山本太郎が5席目に食い込むという予想もある。まぁないだろうけど。
共産党支持層が山本太郎に票を食われるという見解もあるが、共産党から山本に鞍替えするのは中核派とその関係プロ市民だけだろうから、投票結果に反映されるほどの変動はないと考える。
いんたーねっつ依存している人たちの浮動票だが、ネトウヨや謙韓は鈴木信行に、どうでもいい人はキラに投票するんじゃなかろうか。あと、唯一神又吉の引退記念投票もあるだろう。まぁ、ひきこもって投票所に足を運ばない人の方が多いような気がするので、大勢に影響はなさそうだけど。

ただ、桐島ローランドがよくわからない。みんなの党という無難で勢いのある政党なのだが、良くも悪くもほとんど話題にならなかったのが不安要素。支持されるかどうかという話題の前に、興味を持ってもらえなかった可能性も少なくない。川田龍平が出ていたら確実だったんだろうけど。

大河原雅子は、もし民主の公認がとれていたら当選しただろう。それなりに東京都内で活動してきた実績や生活ネットワークというバックグラウンドがあるだけにもったいない。鈴木寛を公認としたのは民主の判断ミスだと思う。個人的には、生活ネットワークからのダイレクトメールがうざったかったので、私は絶対に投票しないけどね。

山本太郎は一般受けしない内容だし、前日の100万人個人情報収集サイトの騒ぎもあったので、浮動票の獲得は難しいと思われる。良くも悪くも、それなりに政治にも興味を持ち、投票を欠かさない人からの得票になるだろうと想像している。竹島を韓国に譲渡するとか放射脳10円禿事件とか、電波な発言も少なくないので、浮動票の大量獲得はないと思う。ただ、ピュアは人からの支持は期待できるので、それまで関心を持ちつつ投票所に行かなかった人の得票はあるだろう。
ちなみに昨日話題になった山本事務所の個人情報収集漏洩騒ぎだが、indexを置いていないためにwebサーバのディレクトリが丸見えだったというお粗末な内容。そこから、登録者の氏名、メールアドレス、電話番号が丸見えだった。まぁ解説直後だから関係者しか登録しなかっただろうし、実質的な問題はないんだろうけどね。

2013年7月19日金曜日

どこに投票するか考えてみる/2013参院選東京選挙区

まず自分のスタンス。
・重視するもの
 経済活性化が最優先課題
・TPP
 運用が大切だと考えているので、それ自体には反対でも賛成でもなし
 どちらでもいいが、理由に納得性があれば支持
・思想
 基本中道ノンポリだが、学生時代に民青同盟は頭が悪いと思っていた
 宗教を母体とするところは否定
・原発
 代替手段があるならば移行した方がよいけどまだ技術的に無理
・法令関係
 表現の自由は大切
 憲法や法令は定期的に見直しをしないと退化すると思っているので96条見直しには賛成

さて、自分が居住する東京選挙区だが、前評判も自分の感覚からしても、自自公共は当確ラインにあると思われる。報道機関や予想屋によっては、共産党の吉良ちゃんが微妙なラインのようだが、今回も東京都議選ほどではないにしろ投票率は高くないと想像する。よって固定票が見込めるキラは計画通りで当選するだろう。


さて第5席目がどうなるか。どうせなら当落線上の候補者に入れるほうが楽しそうだ。
みんなの党の桐島ローランド、民主の鈴木寛、民主推薦をもらえなかった大河原雅子、維新の小倉淳、山本太郎あたりが混戦というのが大方の見解のようだ。その他で個人的に注目しているのはマック赤坂と鈴木信行。
この中から投票したい候補者を考える。あくまでも私個人の好みである。

民主所属の2名だが、政権を執った政党と思えない言動が気に入らないので今回は見送り。
山本太郎はプロ市民に利用されているので、そんなのには投票できない。
維新はどうでもいいというか興味ない。どうせ近いうちに解散するだろう。
みんなの党に対しては好意的なのだが、桐島ローランドが何をしたいのかわからないのがネック。グローバルな方向性になりそうだけど、主張の根拠がイマイチしっくりこない。
マック赤坂は、今回は気合が入っているようだが、ガンジーをイメージした演出をしているといいながら衣装も主張も突っ込みどころ満載で真剣さが足りない。従来からのスマイルに特化して欲しかった。
鈴木信行は謙韓に特化している残念な候補だが、主張に根拠があることに好感を持った。

そうすると、桐島か信行か、って結論になる。…それでいいのか自分?

2013年7月9日火曜日

TPPに関する意見

TPP反対とか賛成とか、参議院選挙の争点になっているが、どこに本質的な問題があるのか、ないのか、そのあたりが語られていない。生活が良くならないとか、非常に抽象的なコメントばかり。

個人的に、TPPによる大きな影響は、企業の収益よりも税収の減少にあると思っている。

平成22年度において税関が収納した関税・消費税等の額をまとめました : 財務省

これによると一昨年には7319億円が関税として国の財源になっている。TPPにより関税が廃止されることになると、これが減少し、他からまかなわなければならないということになる。
今現在の関税対象はこちら↓
実行関税率表(2013年4月版) : 税関 Japan Customs

非課税も少なくないが、国庫の収入が減少するのだから他から徴収することになるだろう。それをどうまかなうか、TPP推進するところからはまだ聞こえてこない。恐らくは財務省の役人がもう計算して、何をどうするとか草案はできているんだろうけどね。

日本経済としては、輸出でのリスクとなる輸出先の関税が少なくなることは悪くないという意見もあるが、日本が得意とする電化製品や自動車なんてもののほとんどは、現地に生産ラインを造っちゃっているから関係ないといえば関係ない。輸出入比率は、為替レートにもよるがほぼ同額になりつつあり、日本企業は海外現地法人からの上納金で稼いでいたりするけど。
輸出入の統計は↓
財務省貿易統計 Trade Statistics of Japan
そのグラフは↓
対世界輸出入額及び差引額の推移

今現在の経済状況からして、TPP参加の是非ってのは争点にする程のことではないような気もしている。もっと語るべきところがあるんじゃないかな?

2013年7月8日月曜日

参議院選挙の争点とか1

朝、関ジャニがーってpostしたら昼間だけで100アクセスあったのでクセになりそうですこんにちはジャニオタの皆さんこんなところでごめんなさい。でも嫁さんは先週末からセブンイレブンでくじを引いて(ry


さて、参院選の広報活動もいろいろあるけれどもなんだかなぁな個人の感想。

ネジレ是正

ネジレ国会を是正したいという自民党の主張。これは前回の国会で承認されるべき提案が時間切れとなってしまったことからもわからんでもない。が、ねじれるかねじれないかは選挙の結果であって、争点にすべきところではない。マニフェスト(死語)や党の活動、なにをするかという主張が有権者に受け入れられるかどうかだ。ネジレを是正したいといって投票するヤツはいない。ねじれるのであれば、それは有権者の意思であることを忘れられては困る。

原発ゼロ

与党になったら具体的に政策を示さなければならないわけで、選挙活動で原発廃止を訴えるならば具体的に影響を考えていないと駄目だ。それができない限りは、反対するだけの簡単なお仕事をする野党であり続けるしかない。
与党になる覚悟のない雑魚に、自国の指揮を審議する国会議員になる資格無し。

消費税減税

これは主張する団体も少なくなってきたが、案を成立させたのは民主党だからなのかもしれない。消費税は非常に平等な税金であることは間違いない。収入を経費等で節税しても、その節税対策のために何かを購入するところで税金を負担するというシステム。世界的に見ても納得性の高い税金として位置づけられている。
ただし、これは経済の活性化には寄与しない。

安定は希望です

そんなこたーない。変革こそ希望。変化・進化がなくなれば滅びることを歴史が証明している。

日本を賢く強くする

富国強兵ですねわかります。

「みんな」の意見は案外正しい

そうでもない。そうだとしたら与党になれるはず。

「いのち」と「暮らし」と「地域」を守ります!

東北を、岩手を守れなかったよね…。あの仕分けさえなければ救えた命もあったのでしょう。


他にもいろいろあるけど飽きたのでここまで。(個人の感想です)

2013参院選東京選挙区に関する戯言1

比例区だけではなんだかむしゃくしゃした気持ちが収まらないので東京選挙区についても個人の感想を書いてみる。

さて、選挙区の当選者数は5名で、立候補者は今現在20名。
候補者を見ると、あまり激戦区にはならないだろうなぁという印象であるが、個人的に注目している候補者もいる。

今回も、マック赤坂、又吉イエス、ドクター中松といった、殿堂入りさせたい3名が出馬している。あらためて説明する必要もないだろうし、google先生に聞いてみるといろいろ教えてくれるので、気になった人は調べていただければと思う。
マック赤坂の政見放送だけは見逃せないので要チェックだ。

今回の見所としては、上記3名の他に2名追加したい。山本太郎と鈴木信行だ。

新党 今はひとり
山本太郎と云えば、放射脳を拗らせてしまったことで有名。福島の米の放射線量を全数検査しているということも知らなかったことが先日明らかになったりとか、話題に事欠かない人物である。ヲチャーとしては見過ごせない。
彼を応援している人がいるというのも事実であり、信じている人も少ないわけではない。ただ、プロ市民の食い物にされているような気がしないでもない。

維新政党・新風 
新風代表の鈴木氏。コイツはなかなかキている。
ただのネトウヨのような印象もあるが、公約に掲げている内容が一部からは絶賛である。韓国から入国禁止されているとのこと。公式blogでは謙韓活動が記録されているので好きな人はヲチするのがいいだろう。
彼のすごいところは、blogにハングルでも投稿しているところにある。正しい文書なのかどうか、ハングルはわからないのでコメントは控えるが、なんか拗らせてしまったんだろうなぁという印象がある。

今回の東京選挙区での注目株はこの5名となった。得票数がどうなるか楽しみである。
(個人の感想です)

2013参議院選挙比例区に関する戯言1

参議院選挙が7月21日に行われる。気が向いたら適当に暴言を追加するつもりなので1とした。計画的なものではないので2があるとは限らない。
今回からインターネット上での活動が認められるということで、一部では盛り上がっている。テレビをほとんど見ない生活をしているので、ネットで情報を集められるというのはありがたい。立候補者の一覧はこのあたりが見やすいのだろうか。

≪選挙情報≫ NHK 2013 参院選(参議院議員選挙 候補者紹介)

参議院選挙2013 - Yahoo!みんなの政治

twitterでは、立候補者と政党のアカウントの一覧がまとめてある。

#参院選 | Discover


とりあえず比例区を見てみた。

今時点では渡邉美樹が一番の話題になっている。ブラック企業として名前を売り出し、今回は自民党の比例区での出馬。
それを機に、あちこちのまとめサイトでは、ワタミをネタとした大喜利大会が開催されている。また、ネタとせずに当選させるべきではないと力説するコメントも少なくない。googleでワタミを検索するといろいろネタが出てきて楽しい。
個人的な意見として、彼は当選させるべきではないと考えている。どう見てもサイコパス気味の視野の狭さと行動力と虚言があり、事象を第三者的に分析判断する能力に欠けている。犯罪者になりかねない人物を政治に参画させるべきではないだろう。
公示直前に自民党員の一部は立候補に対する否定的なコメントもあったが結果的にそのままとなった。これは自民党の財布事情として、政治献金を期待できる会社とのコネクションは重要ということなのだろう。財布の事情を優先させたということで、比例区では自民党には投票しないということは私の中では決定した。

比例区代表の候補者数を見比べ、多数の候補者を載せているところを勘定すると、比例区の定数48に対して、維新が30、自民が29、民主が20、共産17、公明17、みんな15、という名簿人数になっている。

維新は都議選でのボロ負けから、新しい政策の提示もなくなんら変っていない。つまりは、何も学んでいないというか反省もしていないということが想像できる。共同代表2名のお花畑会談で決まったんだろうな。全員当選するんだくらいの意気込みでいけとか、そんな程度だろう。惨敗を期待してしまう。
自民は29という根拠はよくわからないが、得票数が6割で全員当選という比率になっているところだろうと想像する。逆に言えば、6割以上の獲得は難しいという判断なのだろう。
民主は20。改選対象者数が16。都議選の結果からすると2割も取れるかどうかという気がするので、10名に届くかどうか位なんだろうな。
公明・共産は、投票率が低ければ議席数は現在より伸びるだろう。
個人的にはみんなの党にはもうちょいがんばって欲しい。政策にしても発言にしても宣伝広告が下手すぎる。愚直なんだろうなぁ。
(個人の感想です)

「音楽の日」と「音楽のちから」の感想とか

6月29日にTBSが「音楽の日」として13時間の音楽番組を放送し、7月7日に日本テレビが「音楽のちから」として12時間の音楽番組を放送した。

音楽の日| TBSテレビ

THE MUSIC DAY 音楽のちから|日本テレビ

1週間程度の間に同じような長時間音楽番組があったわけで、流れる曲もかぶりまくったりとかしていて観ていて面白味がそんなになかったわけだが、メモしてみる。

音楽の日はSMAPの中居正広とTBS看板アナウンサーの安住紳一郎が司会。
音楽のちからは嵐の櫻井翔と元日テレでフリーアナウンサーの羽鳥慎一が司会。
司会を見ると、それぞれかなり力の入ったキャスティングだ。
ジャニーズ出演者は派閥の関係で出演はかぶらなかったのが視聴者にとっては面白いというか面白くないというか、同じ歌を聴かされなかったというのはよかったところである。音楽の日はSMAPとか山P系、音楽のちからでは嵐やTOKYOとか関ジャニ系という住み分け(ジャニヲタの嫁解説に基く)。どちらも音楽としてはイマイチであるが、それなりにジャニオタ的には盛り上がったようだ。

内容としては、音楽の日は昔からの名曲を本人が歌うことをメインとして、最近はあまりテレビに出演しないアーティストも出てきたことが売りで聴き応えがあった。
なにより朋ちゃんが2曲歌えたのがよかったし、森高千里が全盛期の雰囲気を維持したままの出演とか、ひさしぶりにあの人の歌を聴けた!という満足感が高かった。

音楽のちからは、あれこれ企画を盛り込み、本人が歌うコーナーと本人以外が歌うコーナーも設けていた。ただし、本人以外が歌う曲が、本人による歌とかぶっていたお粗末な構成だった印象も強い。ヒット曲は本人に歌って欲しかった。ただ、音楽の日で既に聴いていたのがほとんどだったので新鮮味がないというハンデがあったが、昔のヒット曲という制限により選曲が重なってしまったということに尽きるのだろう。好きだった曲が聴けたのは嬉しかったけどさ。
コラボは面白い企画があった。坂崎幸之助と城島茂の坂崎茂ユニットは楽しかったし、人情味があふれていてなごんだ。これは24時間テレビとか、日テレ企画番組のたびにやって欲しい。
関ジャニとアーティストのコラボもいくつか楽しめた。あからさまにバックで補完演奏していたのが聞こえたりとか見えたりとかしてて苦笑したが、相川七瀬が関ジャニの演奏で歌ったのはよかったな。ただ、芸人に歌わせるとか、準備のための穴埋め企画はもうちょい考えて欲しい。とりあえずキンタロー。に歌わせて乃木坂に躍らせるとかふざけた企画は萎えた。

あと、どちらの東北地方でのロケも新鮮味がゼロだった。企画屋の限界なんだろうな。
テレビだと興味のない音楽が流れてくる。自分で手持ちのCDを聴いていたほうがいいと思ったりした時間が長かったよ。

(2013/7/8 13:00追記)
関ジャニでの検索で来ている人がいるようなので追記。
嫁はえいたーなる派閥に属しているのですが、えいたーさんの間では満足度が高いものだったようです。渋谷と安田のB'zは鳥肌物だったとか。
個人的には、つんく♂との共演で渋谷がすごい嬉しそうだったのが印象的でした。

2013年7月4日木曜日

参院選比例区に関するメモ

比例代表制が自分の認識と違っていたのでメモ。

そもそも、比例代表制は名簿による当選順位が決まっているというルールで開始されていた。その後、自分が政治に興味をもてなかったということもありいつの間にか参院選の比例区の仕組みが変わっていたのでメモ。

公職選挙法,(略)公選法
第95条の3に定められている。法令特有の言い回しで理解が面倒だが、概ねこういうことらしい。

候補者名簿は非拘束名簿制

名簿自体は、立候補届出時には順位付けされておらず、順位は比例区立候補者個人名の書く得票数に順じて確定する。
有権者から支持されている候補者が当選する可能性が高く、政党の裁量が少なくなったということだろう。

参議院選挙の比例区得票数と当選者との関係

政党名での得票数+所属立候補者の得票数の合計に比例して各党の当選者数が決まる。
その際に、上記個人得票数による順位により決まる。なお個人得票が同数の場合は、くじにより決まる。


つまりは、個人での得票数が多くても、政党としての得票が少なければ落選となる可能性があり、逆に個人での得票数が少なくても、政党としての得票が多ければ当選する可能性がある。
という理解でよいのかな。
とすると、特定個人を当選させたくないとしたら、他政党に投票して星に祈るしかないということになるのか。電波系政党が多いので悩ましい。

2013年6月29日土曜日

アベノミクスによる経済効果に関する考察

自民党政権に替わり半年。アベノミクスという言葉がもてはやされていたものの、未だに経済好転しないという意見とかが自称知識人などから出ている。個人的には、今時点で効果が見えるはずもなく、まだ先だと考えている。
恐らくは今年度後半からじわじわと好景気感が出始めて、来年のGW、盆休みあたりから、消費が拡大するんじゃなかろうかと予想する。今の施策がうまくいくという前提になるのだけれども。

理由として、戦後の日本経済は建築業と製造業に牽引されて伸びてきたという背景がある。第二次世界大戦にて荒廃した都市の建築、インフラ整備、公共事業等、建築業では日雇い労働者を大量に雇用し、経済の底上げが成された。道路工事やインフラ整備は、今でも重要な公共事業として継続されている。
製造業は、世界的に自動車、家電製品の輸出もあるが、製造業の爆発的な需要の契機は朝鮮戦争になるだろう。そこで得た利益を元に行った事業拡大により雇用を更に創出し、新製品開発に尽力した結果、材料を輸入し、日本で加工し、海外に輸出して外貨を獲得するモデルが確立した。
ということで、製造業と建築業が潤うまでは、経済効果が実感できるようにはならないと考えてよいだろう。
日本の製造業は、戦前から高い技術と莫大な資産を保有していたわけだけれども、それはまた別の機会に。

製造業界の景気が好転すれば、設備投資、材料購買という波及が期待できる。また事業拡大となれば雇用も拡大し、工場増設ともなれば前出の建築業にも影響する。
ところがだ、建築業では会社の利益に影響する大きな工事となれば数年かかり、ほとんどの場合はその支払いは完工後になる。部分検収とかもあるけれども、キャッシュフロー的には完工後にならないと影響がないに等しい。
製造業も同じである。特にインフラ関連のメーカーであれば、エンドユーザーの購買力の効果が収支に反映されるまでは1年程度かかる。
んで、日本経済は間違いなく上向きだと考えているが、一般企業の収益が向上するまでは、まだまだこれからになる。

最近目にするのが、アベノミクスやってても給料が上がらないとかいう自称エコノミストのコメント。
通常の企業であれば、給与・賞与は春闘にて決まり、その変更がなされることはない。景気が上向いたとしても、その瞬間に給与に反映されることはあり得ないのだ。また決算報告書が黒字であっても、キャッシュフローがよくなければ給与に反映されることは難しい。
ということで、アベノミクスが給与に反映されるのは、来年の春になるだろう。そこで、来年春に給与上昇→ゴールデンウイーク、盆休みで消費力爆発という予想になる。消費税の増税が3月末だから、その前になんらかの動きがあるかもしれないけど。
日雇い労働やアルバイトなんていうのはもっと早く好転するんだろうな。

所謂知識人とかコメンテーターがわけのわからないことを言っているのを観るたびに、残念な人だなぁと心の中で合掌している今日この頃である。

2013年6月24日月曜日

2013都議選結果の考察

昨日は都議選が行われた。東京MXの選挙速報では池上さんが登場して、恒例となっている池上無双とか死者に鞭打ったりとかブラック池上とかのアクティビティーがあったりとか、視聴者のツイートを画面に流したりとか笑いの絶えない番組で愉しかった。
池上さんの町田トリビアで、元神奈川県で東京に編入されたとかのマメもあったりして情報バラエティーとしての深みもあり、#tokyomxタグはカオスでストリームが飛びまくり、選挙とは無関係なツイートが流れたりもして満喫。

で、選挙結果としては、自民圧勝、公明現状維持だけど全員当選、民主葬式会場、共産倍増とかが話題になる一方で、投票率が43.5%と過去ワースト2という根本的な政治不信問題が何一つ解決されず、むしろ悪化している現状が浮き彫りとなっている。

東京新聞の議席数結果

東京新聞:2009都議選(TOKYO Web)

東京新聞:都議選2013(TOKYO Web)

これで比較してみると、民主が失った議席を自民と共産でおいしくいただきました的な印象になる。しかしながら投票率が下がっているということで、各選挙区の得票結果を見ていくと興味深い。
人数の多い世田谷区の投票結果の一覧をちょっと見てみる。

東京新聞:2009都議選(TOKYO Web)

東京新聞:都議選2013(TOKYO Web)

2009年には民主党から3名当選していたところが、民主党から当選した花輪氏が今回は維新から出ているので正確な比較にはならないとは考えるが、民主党からの立候補者が2名であるため、現職である花輪氏の得票を民主党の得票数に加えた参考値として比較してみる。2009年度の民主党候補者が154,526票、2013年度は52,597票(内、維新所属の花輪氏17,553票)と、得票数は前回の34%、つまり支持数は1/3になっている。
自民党候補者の得票数合計では、2009年度86,306票に対して2013年度は97,368票と12%増。支持数は1万程増えているが、民主が失った10万票の1割しか得られていない。

注目したいのが、共産党と公明党の結果。
この二つの政党は、その特殊性から応援母体となる団体以外からの得票はあまり期待できず、固定票的な色合いが強い。投票率の高い選挙になると結果的に議席を減らすのは、自民から民主に政権が移った時の結果などを比較してみるとよくわかる。
今回も、前回との結果を見比べると得票数が減少しているところがほとんどである。それでも公明党は全員当選で議席数維持、共産は議席数+8と、議席数だけで見れば勝利している。決して公明党・共産党の支持率、支持数が増えているわけではなく、投票率43.5%という、民主主義的に見たら半数に届かない(=民衆の意見が反映されていない)ところでの結果でしかない。

ほかの選挙区を見ても同じ傾向が強く、民主候補者得票数は前回の30%~50%程度、自民は微妙に10%以上の得票数増、共産・公明は微減というパターンがほとんど。恐らくは次の参院選でも似たような傾向になるだろう。現時点では、投票率が上がるような要素はほとんどない。

当選・落選は結果として、その議会が解散になるまで有効であり、そこでの活動結果の評価として次の選挙に反映される。
今回の選挙結果からは、当選落選からの支持率以外に、誰が議員になってもなんら現状を打破できないと考え、白票を投じる価値もないと考えた人が10.99ポイント増えているということがわかる。
都民の半数以上が投票をボイコットしている、もしくは興味を持たないという現実を政治屋はどう受け止めているのだろうか。極論的に乱暴な言い方をすると、多数決だけで見たら全員不適格と判断されていることになる。
当選者は恐らくは何も考えていないんだろうけど、スキの対義語はキライではなく、無関心であることを真摯に受け止めて欲しい。そこを踏まえて、今後の都政での活躍で、投票率と支持数を上げるような活躍を期待したい次第である。無理だろうけど。

2013年6月23日日曜日

海外からのインターネット接続利用に関するメモ

ずいぶん前から、海外旅行時にはガジェット類を持参して、ネット接続を愉しんでいる。
今年はシンガポールからのiPad mini +Cellular接続をしてみたが、前回まではノートパソコンでの接続を基本としていた。
母艦とするノートパソコンは基本的に1kg程度のものとして、BIBLO NCシリーズから始まり、メビウス、Let's Note経由でVAIO pに行き着いたのが3年ほど前。その頃はスマートフォンで必要な情報を処理するのは難しかったし、対応したサービスも少なかった。
今でこそblogやSNSでの現地情報発信は容易であるが、20世紀末あたりではパソコンを持ち歩いて、現地からアクセスするということが珍しいことだった。デジカメで撮影した画像を処理してweb日記を更新するっていうのは楽しく、反応を掲示板で確認したりとか、旅仲間との現地情報交換なんかが面白く、旅の楽しみ方が広がったように感じた。
昔は自分が加入しているプロバイダからのダイヤルアップでのローミングサービスを使うか、インターネットカフェを使うことが多かった。そのうちにインフラが整備されてくると、ホテルで提供しているインターネットサービスを利用することも可能となった。渡航先の通信事情でやり方は変るけど、様々な手段があったし、それを調べて試すことも楽しみの一つになった。
ところがだ、程度は異なるが、世界的に携帯電話網の整備が進み、iPhoneとAndroidという通信機能を持ったPDAが普及したことで事情は劇的に変化している。
更に、現在のスマートフォンの処理能力はかなり高い。画像処理能力もあり、なにより小型軽量で操作が手軽。稼働時間もかなり長い。10年以上前に使用していた富士通のBIBLO NCなど足下にも及ばない高性能だ。
クラウドサービスも拡大しており、OSに依存した処理が必要な場合を除けばスマートフォンで十分。
ただ、渡航先によっては、有線LANでの接続の方が利便性が高い可能性もある。そのあたりは個々人の趣味とか使い方で決めるのがよいだろう。

海外の通信事情は、いろんな先人が情報公開しているのでgoogle先生に訊いてみるとなんらかの情報が手に入る。旅行系の掲示板で訊いてみてもいろんなアドバイスをもらえるだろう。
現時点で多いパターンとしては、基本的にSIMは空港に通信キャリアのアンテナショップに販売されており、SIM freeの端末機を持っていれば、それ用のものが手に入る。ただし、空港あたりだと技術サポートもできるスタッフがいるかどうかは不確定なので、不安がある人は宿泊先のコンシュルジュあたりに相談するのがよいだろう。

前置きが長くなったが、そんな過去からの経験則からのメモ。

2013年現在、日本で通常使用しているSNSの使用は、中国を除いてほぼ可能。中国からでも、2011年時点ではFacebookとtwitterは使用不可だが、mixiとgoogle+は使えた。香港経由やVPNを使用すればどこへでもアクセスすることは可能らしいが、事前にそれなりに調べておかないと難しいだろう。

んで、今回のシンガポール旅行でのSNS関係でわかった面倒なことを数点。
アカウントクラック対策としてだと思われるが、日常的に使用する端末以外からの接続は拒否されることがある。自分が確認したのは、FacebookとFlickrだけだが、他にもありそうだ。
Flickrは、日本ではgoogleアカウントでのログインが可能だが、シンガポールではyahooアカウントでしかログインができない様子。yahooアカウントは持っていないためログインできなかった。トップのURLは同じでも表示が異なるので、ログインサーバを地域で分けているのだろう。
Facebookは「異なる環境からの接続がありましたので一時的に凍結しました」というアナウンスが届く仕組みになっている。一時的にログインできなくなるが、キーワードからの本人認証で解除することが可能。昨今の個人情報クラック対策があるというのは利用者の好みもあるだろう。ただ、昨年タイで接続していたときにはなかった仕組みだったようにも思うので、ここ数ヶ月で変ったのかもしれない。
個人的には、日常的に使用するSNSは手軽に使いたい。課金サービスもあるSNSでは事故予防としてやる必要もあるんだろうけどね。

シンガポールのnanoSIMを使ってau iPad mini +Cellularで海外から通信してみた

6月17日から21日まで、シンガポール旅行をしてきた。まずはシンガポールの通信事情を、私の備忘録レベルのメモ。
以前のpostの通り、auとsoftbankから販売されているiPad mini + cellularは日本国内ではSIMロックがかかっているが、海外SIMに対してはロックがかかっておらず、海外旅行者には実質SIM freeであるという情報から購入。今回はそれを試すことを目的にしている。いや、旅行自体も楽しみではあるのだが、旅の話は割愛。

シンガポールでの携帯通信キャリアは3社ある。

SingTel
SingaporeTelecomのことで、いわゆるシンガポールの電電公社。ここだけ日本ブランチ法人のサイトがあるけどシンガポールでのことが書かれていないのでリンク先はシンガポール本法人の個人向けサイト。

StarHub
10年ちょい前から営業開始しているいわゆる第二電電。ここの通信網敷設時期に通信関係の海外営業をしていたが、品質重視の設備投資をしていた印象がある。NTTもここの設立に協力していたという記憶。

M1
あちこちで調べてみてもあまり評価は高くない。が、安い。資本関係とか調べていないのでよくわからない。やめといたほうがいいよ的な記事も少なくない。

通常ならSingTel一択が安全かつ確実で快適だと思われる。当初の構想では、チャンギ空港に到着したらnanoSIMを購入して、iPad mini + Cellularを母艦にテザリングであれこれ遊ぶプランA。
もしiPad mini + Cellular by auがシンガポールのSIMを受け付けなかったら、iPhone4SにGPPゲタという昨年のタイ旅行と同じ方式でやるというプランBもある。完璧だ。

空港到着で、到着階でSIM屋を探して問い合わせてみたのだが、直販店は見当たらなかった。二次販売店はあったのだが、nanoSIMは売り切れとのこと。空港到着が夕刻だったということもあり、嫁の機嫌が悪くなるのを回避するという課題が最優先であるためホテルへ移動してその日を終える。

翌日、ショッピングモールのFree Wi-Fiを使って、iPad miniで使えるSIMがどこにあるのか検索。Lucky Plazaに行けば怪しい正規品が売っているだろうとは思ったが、SingTelのリセラーをしているiStudioを検索して行ってみる。
ところが、SingTelのリセラーとして紹介されていたiStudioに行って尋ねてみるが、SIMカードは扱ってないよ!とつれない回答。そして、目の前にあるM1直営店を指差されて、M1で買えとの追加情報。その時点で疲れていたということと、iStudioの販売員がM1を薦めるのであれば、通常使用に問題ないだろうとかいう判断でM1に行って、iPad mini用のnanoSIMを買ってみた。

4G(LTE)対応の1G制限で18ドル。今のレートで約1400円。日本とあまり変らないシンガポールの物価からすると、同じプリペイドSIMとして比較対象になるb-モバの半額相当とかなり安い。

んで、SIMのアクティベートは通常SMSにて行うのだが、iPad miniにはSMSの機能がない。お店のねーちゃんに聞いてみると、設定をしてあげるからとのこと。
確認してみると、モバイルデータ通信のAPN、ユーザ名、パスワードを入力。そしてM1のweb siteに接続して、webからSIMを登録。トップアップもwebで行う。めんどくさいw




ということで、無事接続。しかしながら、テザリングはできない模様。いや、そういうプランとかあるのかもしれないけど。ただスピードテストをやってみたら泣きたくなるような結果。信じられないだろうけど、LTE通信で1Mに届かなかったでござる。しかも夜中の23時過ぎで、だ。



この通信速度でテザリングなんかしたらストレスで禿るだろう。
ちなみにSingTelだとそこそこの通信速度らしいし、テザリングも可能。ただし、1Gデータプランが50ドル(現在レートで3800円位)とかなりお高い。正規販売店ではどうなるのかわからないが、Lucky Plazaあたりの取引に注意が必要なところだと、普通の携帯でアクティベートしたものを渡してくれる。全て自動設定になるという話だが、どこまで本当なのかは調べてない。

今回の旅行での結論。
iPadは海外旅行先でCellular通信をしようと思ったら面倒くさい。SMSが搭載されていないことで、トップアップや契約内容をはじめとした設定が手元でできないということはかなりストレスになる。
SIM free iPhoneを使って説明書と格闘しながらアクティベートする方が制限もないし便利なんだろうが、日本で購入した端末機を使うのであれば、iPhoneにGPPを履かせて現地SIMを購入するのが一番使い勝手がいいんじゃないかなぁとか思った次第。
ネット中毒症ではなく、現地情報をその場で調べたいという程度ならば、ショッピングセンターやスタバなんかで解放しているFree Wi-Fiを探して通信するというのもアリだなぁ。

2013年6月12日水曜日

twitter api1.1の変更でどうしようか試行錯誤

ASCII.jp:Twitter APIが1.1に。非公式クライアントのTL更新は15回/15分
【まとめ】API更新で、ツイッターのここが変わる! - ツイナビ | スマホでもPCでも!

いよいよtwitter api1.0が廃止されて1.1に全面変更になったらしい。
去年からあれこれ話題になっていたが、ユーザーとしての感覚はデータ取得に制限がかかるよということになる。

様々な対応とかの記事があるので、詳細は詳しい人に任せることにして中途半端な情報と個人的対策。ちなみにパソコンではJanetterを使っている。ここ数日は挙動不審だったが、今日は機嫌がよいらしい。api切替作業の余波とかでも食らっていたのだろうか。謎である。

TLの取得ができなくなるというのは致命傷に近い。そうすると、15分で15回の取得という制限がかかってくると1分に1回取得。ならそんなに問題ないんじゃね?とか思ったりもするが、postと同時にTL更新なんて設定にしている人がほとんどだと思う。そうすると、TLが取得できない時間がどうしても発生してくる。
それを避けるための策としては、postと同時にTL更新を行わないということになってしまうが、これはストレス。

さてどうしたもんか…API消費が抑えられる使い方をしようというのもあるがクライアントによっても違いがある。

まず、公式クライアント。
Twitter
公式からそれぞれのOSのマーケットにリンクしているが、android、iOS、windowsphone、BB、ノキア対応のクライアントがある。こいつを使う限りはAPI消費による取得制限が緩和されていて、非公式が15回/15分に対して60回/15分とのこと。普通に使う分には大丈夫っぽい。大丈夫じゃない廃人さんは恐らく解決策は見出しているだろうから大丈夫ということにする。
でも、あれこれ使いにくいんだよね。メンションの通知とかは早くて便利なんだけど。

んで、非公式クライアントについては、いろんな制限がある様子。
まずはクライアント別ユーザートークン数の上限が設定されたらしい。基本、API使用クライアントの上限を10万に、既存でそれを上回る場合は現在の2倍らしい。
ここはあれこれトラブルになっているようなのでそのうちまた変更になるんじゃないだろうか。

んで、ユーザーストリームを使用している場合はデータ取得にAPIを消費しないということで、その場合はTLの取得に制限があることはほぼなさそうだ。
といっても、常時データのやりとりをするってことは電力消費も激しいだろうし、どうなのかなぁ。

androidアプリでユーザーストリーム対応クライアントは、いろいろ出ている。
最近リリースされたものとして、Cerisierってのがあるらしい。ちょっと触ってみたが、悪くはなさそう。
HTCJとNEXUS7で動作確認したところ、わりと快適な雰囲気だった。使い込んでみないとわからないことだけれども。
Cerisier - Google Play の Android アプリ
レビューは↓こちら
【更新版】ユーザーストリーム対応TwitterクライアントCerisierを使ってみた。 | 2fps. net

iOSアプリでユーザーストリーム対応は、wi-fiでないと使えないとかいう制限があったりとか、ほとんど全滅状態らしい。以前はSOICHAが使い勝手よかったんだけど、この前のアップデートで使えないクライアント化したし。
ただ、公式だと自由度が少なすぎる。twitterはandroidでやっていくしかないかなぁとか思いながらもグーグル先生に相談して探してみたら、TheWorld for iOSってのが紹介されていた。作成者はディオ様ではなく、日本人のようだ。
iTunes App Storeで見つかる iPhone 3GS、iPhone 4、iPhone 4S、iPhone 5、iPod touch(第3世代)、iPod touch (第4世代)、iPod touch (第5世代)、およびiPad 対応のTheWorld for iOS
開発者のサイトは↓こちら
TheWorld
これは残念ながらiPad miniに対しては最適化されていないらしい。ユーザーストリームはタブレットの大きさが見るのには便利というのもあり、残念である。

これからユーザーの反応もあるだろうし、これからどうなるか。

2013年5月24日金曜日

今更ながらiOSとAndroidの使用感

今更ながらiOS端末でiPad miniとiPhone4S、Android端末でHTC JとNexus7と、携帯端末でPDA(スマートフォン)とTabletを2種所有したので、あれこれ使い勝手とかメモ。iPad miniとNexus7の比較は、商業誌でも個人blogでもあちこちでされているので目新しいことはないと思うけど。
なおKindleの購入予定はないと決意表明しておく。

・アプリケーション
今はiOSもAndroidもほぼ、その目的を達成するための手段としてのアプリケーション数に大きな違いはなく、iOSじゃないとできないとかAndroidじゃないとできないとかいうものはほとんどない。
アプリケーション間の連携、例えば端末内で画像データをいじって、そのままどこかにpostしたりとか、クラウドに保存するとか他のアプリケーションにデータを渡す使い方になるとAndroidの方が勝手がいい。これはAndroid OSというよりもアプリケーション開発者のお陰でありがたいことだ。
ただ、差別化をするにしても致命的なものではないだろう。

・APP storeとgoogle play
APP storeでiPad miniにアプリケーションをインストールすると、気が付けばいつの間にかいじっていないiPhone端末にもインストールされている。同期の都合上の仕様なのだろうか。
google playではアプリケーションの購入履歴から各端末でインストールする作業になる。
個人的にはどうでもいいところであるが、違うところなのでメモ。

・スマートフォン端末とTablet端末のOSの違い
iOSはバージョンがほぼ変らないのに対して、Androidはバージョンがそれぞれの機種により違う。そのためにスマートフォンとタブレットどちらに対応していてもOSのバージョンが異なるために使用できないとかいうことがある。
これはAndroidの性質上仕方のないことで、appleがソフトとハードの両方を供給しているという最大のアドバンテージになるのだろう。

・自由度
iOSではウッィジェットという概念がない。またインストールされたアプリケーションは、全て画面に表示されてうざい。Androidは、Launcherによるが、必要なもののみ画面表示できることと、時計やカレンダーに代表されるウィジェットが利用できる。
これがアドバンテージになるかどうかは好みになるのだろうが、iOSアプリケーション開発者が「バッジ」を使って情報の見える化を図っているところからすると、ウィジェットによる情報の見える化はいいものなのだろう。

・タブレットとスマートフォンの使い分け
電話ができる小型端末のスマートフォンと、情報を見やすいタブレットの使い分けだが、これについては最新のAndroidスマートフォンで十分だと感じている。ただそれを言ってはこのpost自体がなんだこれ的なことになってしまうので、力技で使い分けを考えよう。

前提として、私の環境はandroidスマートフォンはauのHTC J(WiMax対応)、iPhone4S(3Gのみ)とiPad mini(3G、LTE対応)もau回線、Nexus7はWi-Fiタイプ。
庭厨ではないが、禿は嫌い、茸に魅力的なサービスがないので結果的に庭を継続して使用。結果的に庭環境になっている。

HTC J(Androidスマートフォン)
日常的なコミニュケーションツール。
自分の利用したいツールとして、特化したアレンジが可能なので、使い勝手がいい。
メイン端末とするには電池の消耗がどうしてもネック。モバブー必須。
どうしても発熱するので工夫が必要。

iPhone4S
ハードとソフトが親和しているので、反応速度の速い端末として重宝。電池のモチもよい。
林檎さんの許容する中での自由しかないので、自分に使い勝手のよいものにはならない。
まだ、時々○現象が起きることがある。
長時間使用するとandroid程ではないが発熱する。
いい端末だと思うけど、メイン端末とするには便利さが足りない。

Nexus7(Android Tablet)
外での使用は、au wi-fiを利用できるのでかなり重宝。auのWi-Fi接続ツールはクソだけど。
iPad miniよりも一回り小さいが厚みと重さがある。
タブレット非対応アプリケーションは、google playからのインストールは不可能。
cellularタイプならメインのPDAとして使用したい。いや買わないですけど多分

iPad mini + cellular
Nexus7よりも画面も一回り大きい。
所有しているのがcellularタイプなのでどこでも使えて、LTEも使えてテザリングもできる。
対応アプリケーションがやや少な目。
アプリケーションが対応していない場合でも手元のiTuneからインストール可能だが、起動すると画面中央にiPhoneサイズで表示されて画面の隅に2倍表示ボタンが出てくる。見苦しい。

VAIO p(オマケ)
以前はモバイル用途としてWiMAX接続でのメイン端末だったが、充電池での稼働時間の短さが致命的。アンビリカブリケーブルがないとちょっとした調べもの程度にしか使えなかった。ケーブルが付いていても発熱が半端ないので長時間の使用は困難。もう出番はないかもしれない。

ここまで書いて、使い分けはやっぱり無理だなぁというか、このシーンではこれしかないとかいう場面が思いつかないとか思った次第。それぞれに微妙なところもあるし、便利なところもある。これしかない!ということもないし、なければないでいいような気もするとか身も蓋もない結論。
個人的には、iOSよりもAndroidが機能としては便利だと思うが、活用できるインフラはappleの影響だと思うが、iOS搭載機に分がある。
所有できるのがどれか1台だけとなったならば、迷わずAndroidスマートフォンにするだろう。

さて、しばらく使ってみて、気が付いたことがあればあらためて記録しよう。

2013年5月23日木曜日

次世代iPad miniの噂あれこれ

次世代iPad miniの噂はあれこれ出回っているが、iPhone5Sほどの情報が流れていないのでまだしばらくは販売がされないだろう。今のところ次世代iPad miniの販売時期としては、第三四半期から今年末というのが大筋の見方で、今までの林檎さんのリリースペースから考えてみればそんなものだろう。
しなしながら、つい先日リーク情報がでてきた。
『iPad mini 2』のスペックと画像がリーク!? 初代よりも格段にパワーアップした仕様に – ガジェット通信

記事によると、リーク元はオランダのサイトらしい。
iPad Mini 2 render (+ specificaties) - MobiLeaks

内容はオランダ語なのでよくわからないが、ぐーぐる先生に訳してもらってみると、なんだか飛ばし記事のようにも思える。発売が半年後できっちりとしたスペックがリークされるなんてことはありえないことだし、正直眉唾モノだと思いつつも眺めてみる。
記載されている製品情報は以下。ガジェ通が現行製品とスペック比較を日本語でしてくれているのでそのまま引用。
--以下引用
7.9 inch Retina display (7.9インチ ディスプレー)
2048 x 1536 pixels (1024 × 768ピクセル解像度)
324 ppi (163 ppi)
Apple A6X processor (デュアルコアA5チップ)
8.0 megapixel camera (5メガピクセル)
2.0 megapixel front camera (1.2メガピクセル)
16, 32, 64 GB internal memory (16/32/64 GBのメモリー)
7.5 mm thickness (7.2 mm)

※()内は現行機種のスペック
引用ここまで--
サプライズな内容は特にない。現在のiPad miniは当時の1世代前の部品が採用されているが、これはジョブスが生前から開発を進めていたことに起因すると思われるので、iPad miniには当時の最先端の部品ではなく設計時点と整合性の取れた部品を使用したのだろう。リリース時に、iPad Retinaと比較してなんでこの性能なんだろ?とか素直に思ったのは私だけじゃないはず。
恐らくは、次世代iPadもほぼこれと同等の基本性能になるのだろう。楽しみである。いや、買うかどうかはわからないけど。

2013年5月17日金曜日

iPad mini + cellular購入

来月、シンガポールに旅行に行くこととなった。例のごとくシンガポールの通信事情やら調べてみたら、どうやらタイと同じく手元のiPhone4SにGPPを履かせれば大丈夫らしい。それでいこうかなと思っていたが、auがnew iPad + cellular、iPad mini + cellularの基本料無料のサービスをやっていることを知った。iPad mini + cellularのモデルA1455は、auもSBMも同じ商品で日本国内SIMはロックがかかっているが、海外キャリアのSIMは制限がかからないという情報。それならば、それがいいんじゃないのか?ということで検討をしたのが夕べのこと。
ゼロスタート定額キャンペーン | 料金・割引| iPad mini / iPad | au
条件は、auでスマートフォン契約をしていることで、5月末日までに申し込みが必要らしい。LTEフラットにするなら基本料割引。
まぁ、ここに書かれていない条件もあるだろうということで、au shopに行ってみた。

契約条件は以下の通り
・ゼロスタート定額キャンペーンは、既にauスマートフォンを契約していれば該当
・紐付けしたスマートフォン契約を解約した場合には、iPad miniの使用基本料が発生
・通常の携帯電話・スマートフォンと同じく2年縛りで、それ以外のタイミングでの解約は解約料が発生
・電話番号は割り当てられるが、通話はもちろんSMSも利用不可
・毎月割は通信料が対象であり、月々割相当額を通信料が下回る場合には、通信料分のみ割引
・機種代金は毎月割対象外なので、機種代金分割支払いにした場合は、最低でもその額が発生
機種代金実質負担ゼロと記載されていますが機種代金はゼロにはなりませんw

毎月割 | 料金・割引 | iPad mini / iPad | au
こちらのページでは、毎月割は基本使用料・通話料から引いている説明になっているので虚偽ではないんでしょうけど、それでもソフトバンクの後追いで不誠実な煽り文句をうたうのは下品だからやめて欲しいものです。

ま、それでも日本でも海外でもLTEが使えてテザリングもできるタブレットが、ほぼ本体価格のみで入手できるというのはありがたいことです。ということでお買い上げ。

さて、これでモバイル機器がさらに充実。
スマートフォン
 HTCJ
 iPhone 4S
タブレット
 NEXUS 7
 iPad mini
のーとぱそこん
 VAIO P
で、これで私は何をしようというのだろうか…