2013年6月23日日曜日

シンガポールのnanoSIMを使ってau iPad mini +Cellularで海外から通信してみた

6月17日から21日まで、シンガポール旅行をしてきた。まずはシンガポールの通信事情を、私の備忘録レベルのメモ。
以前のpostの通り、auとsoftbankから販売されているiPad mini + cellularは日本国内ではSIMロックがかかっているが、海外SIMに対してはロックがかかっておらず、海外旅行者には実質SIM freeであるという情報から購入。今回はそれを試すことを目的にしている。いや、旅行自体も楽しみではあるのだが、旅の話は割愛。

シンガポールでの携帯通信キャリアは3社ある。

SingTel
SingaporeTelecomのことで、いわゆるシンガポールの電電公社。ここだけ日本ブランチ法人のサイトがあるけどシンガポールでのことが書かれていないのでリンク先はシンガポール本法人の個人向けサイト。

StarHub
10年ちょい前から営業開始しているいわゆる第二電電。ここの通信網敷設時期に通信関係の海外営業をしていたが、品質重視の設備投資をしていた印象がある。NTTもここの設立に協力していたという記憶。

M1
あちこちで調べてみてもあまり評価は高くない。が、安い。資本関係とか調べていないのでよくわからない。やめといたほうがいいよ的な記事も少なくない。

通常ならSingTel一択が安全かつ確実で快適だと思われる。当初の構想では、チャンギ空港に到着したらnanoSIMを購入して、iPad mini + Cellularを母艦にテザリングであれこれ遊ぶプランA。
もしiPad mini + Cellular by auがシンガポールのSIMを受け付けなかったら、iPhone4SにGPPゲタという昨年のタイ旅行と同じ方式でやるというプランBもある。完璧だ。

空港到着で、到着階でSIM屋を探して問い合わせてみたのだが、直販店は見当たらなかった。二次販売店はあったのだが、nanoSIMは売り切れとのこと。空港到着が夕刻だったということもあり、嫁の機嫌が悪くなるのを回避するという課題が最優先であるためホテルへ移動してその日を終える。

翌日、ショッピングモールのFree Wi-Fiを使って、iPad miniで使えるSIMがどこにあるのか検索。Lucky Plazaに行けば怪しい正規品が売っているだろうとは思ったが、SingTelのリセラーをしているiStudioを検索して行ってみる。
ところが、SingTelのリセラーとして紹介されていたiStudioに行って尋ねてみるが、SIMカードは扱ってないよ!とつれない回答。そして、目の前にあるM1直営店を指差されて、M1で買えとの追加情報。その時点で疲れていたということと、iStudioの販売員がM1を薦めるのであれば、通常使用に問題ないだろうとかいう判断でM1に行って、iPad mini用のnanoSIMを買ってみた。

4G(LTE)対応の1G制限で18ドル。今のレートで約1400円。日本とあまり変らないシンガポールの物価からすると、同じプリペイドSIMとして比較対象になるb-モバの半額相当とかなり安い。

んで、SIMのアクティベートは通常SMSにて行うのだが、iPad miniにはSMSの機能がない。お店のねーちゃんに聞いてみると、設定をしてあげるからとのこと。
確認してみると、モバイルデータ通信のAPN、ユーザ名、パスワードを入力。そしてM1のweb siteに接続して、webからSIMを登録。トップアップもwebで行う。めんどくさいw




ということで、無事接続。しかしながら、テザリングはできない模様。いや、そういうプランとかあるのかもしれないけど。ただスピードテストをやってみたら泣きたくなるような結果。信じられないだろうけど、LTE通信で1Mに届かなかったでござる。しかも夜中の23時過ぎで、だ。



この通信速度でテザリングなんかしたらストレスで禿るだろう。
ちなみにSingTelだとそこそこの通信速度らしいし、テザリングも可能。ただし、1Gデータプランが50ドル(現在レートで3800円位)とかなりお高い。正規販売店ではどうなるのかわからないが、Lucky Plazaあたりの取引に注意が必要なところだと、普通の携帯でアクティベートしたものを渡してくれる。全て自動設定になるという話だが、どこまで本当なのかは調べてない。

今回の旅行での結論。
iPadは海外旅行先でCellular通信をしようと思ったら面倒くさい。SMSが搭載されていないことで、トップアップや契約内容をはじめとした設定が手元でできないということはかなりストレスになる。
SIM free iPhoneを使って説明書と格闘しながらアクティベートする方が制限もないし便利なんだろうが、日本で購入した端末機を使うのであれば、iPhoneにGPPを履かせて現地SIMを購入するのが一番使い勝手がいいんじゃないかなぁとか思った次第。
ネット中毒症ではなく、現地情報をその場で調べたいという程度ならば、ショッピングセンターやスタバなんかで解放しているFree Wi-Fiを探して通信するというのもアリだなぁ。

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