2013年11月22日金曜日

iPhone5s 5c SIM Free発売決定とか

いよいよ林檎本店からの直接購入が日本でもできるようになるという朗報。いや、消費者に負担のかかる方向に行かないとも限らないので、一概には朗報ではないかもしれない。
しかしながら、キャリアに縛られないPDAを所有できるというのは便利であると思ったりもしたので気の赴くままに書いてみる。

さて、内容として気になるお値段だが、これは世界共通の価格帯になるようだ。これまで、わざわざ香港あたりで仕入れてきた人には嬉しいことだろう。
しかしながら問題点として、対応周波数帯の多様化によりモデル数が増えていることが挙げられる。どこでもどのキャリアでも使える端末でなくなっているのは正直なところがっかりしている。

Apple - iPhone 5 - View countries with supported LTE networks.

対応周波数帯別モデル一覧だが、モデル数から対応アンテナが5種類あるのがわかる。
これはLTEだけでなく、2G、3G通信も含めた分類になっているものと推測される。そうすると、場合によってはLTEが使えないとか2G、3Gが使えないとか、いろいろ制限がかかってくる。
一覧表を見て驚いたのが、日本仕様が一つになっていること。
2G、3Gでは、docomoとSBM仕様のW-CDMA、au仕様のCDMA2000に分かれており、auから発売されていたiPhoneの仕様はアメリカVirginと同じ周波数帯対応だった。少なくとも4Sはそうだった。au iPhone4SはGSMも掴んでくれたのでとても便利だったのだが、今回は対応周波数帯の見直しがされているようである。
appleが対応周波数帯の見直しをしてきたのは、恐らく発注ロット数が平準化することを目的としているんだろうけど…。こうなるとどうしたらいいものか、買い手側で考えなければならなくなる。
日本で使うだけであれば、キャリアの割引サービスのついたものを購入するのが一番便利だろう。ただし、海外での利用も考えているのであれば、渡航先キャリアの周波数帯も調べておかなければならなくなる。一部のマニアにはそれが楽しみの一つになるのだろうが、一般的には非常に面倒くさい作業になろう。てゆか、わからない人の方が多いはず。
ざっくりと対応表を見たところ、日本向けiPhone5sは、3G以前の通信方式として、GSM非対応、W-CDMA、CDMA2000、HSDPA対応だけど周波数帯は少な目といったところだろう。LTE対応チャンネル数が多いので、3G通信は対応していないがLTE通信だけ対応しているキャリアも多い。
appleの対応表だと、LTEだけ対応している国は省略されていると読み取れる。
しかしながらLTEは4Gへのつなぎの技術であることから、キャリアによっては過去設置したアンテナ基地局を生かすための独自仕様があちこち見られる。チャンネルは対応しているはずだけどやっぱりダメだったとかいうこともあるかもしれない。

さて、周波数対応ばかりでは面白くない。SIM Free端末が購入できるようになったメリットを考えてみよう。
一番は、必要なときだけ他に所有している携帯端末のSIMを入れたり、日本通信をはじめとするMVNOのSIMを使うということが考えられる。日常的に無線ルータを使っているような人であればキャリアへの支払いが発生しない使い方もできる。まぁ、複数台持ちのガジェ獣にしかメリットはなさそうだ。
あとは、頻繁に海外に出る場合、渡航先でも使用できるのであれば便利だろう。
その他にあるとすれば、キャリアが危機感を持って、サービス向上につながってくれればありがたいのだが…これはあまり期待できないだろうなぁ。

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