2011年10月8日土曜日

au iPhone4Sにするいくつかの理由

jobs氏の訃報のあった今週、10/7にauとSBとからiPhone4S緊急予約開始のニュースが飛び回った。しかも当日朝に、今日受け付け開始するけど開始時間未定とかいう慌てっぷり。メーカーにキャリアが振り回されるなんてことは本来ありえない姿で、それだけの影響力を持つブランドなんだろう。

iPhone4Sはそのうち買いたいと思っていたが、まさか10/14に同時発売になるとは想像していなかった。噂ではSBが先行してauが後追いというのがまことしやかに流れていたし、自分の端末がandroid-au(死語)第一弾のIS03で、まだ1年の縛りがある。2台持ちにするか増設(買換)するかが悩ましい。通信プランの設定があるしガラスマフォは便利だから手放したくないなとか、でもSIM入れ替えとかはめんどくさいことがありそうだなとか、いろいろ考えていたところ。
ただ、訃報のあった週に受付開始となるならば、これは何かの縁で、今買うしかないだろう。ということで金曜夜にヨドバシで並んで予約してきたわけで。
はい、2台持ちすることにしました。この人柱体質をどうにかしたいところだが、改善する気配はないね。

で、なんでauなの?という問いかけもあったので、SBじゃない理由を挙げてみる。かなり偏った見方もあるし勘違いもあるかもしれない。禿信者の人には不快だと思うけど宗教の自由を侵害するつもりはない。

まずはカタログ値が実測と大きく違うということ。
携帯端末機は空中線つまりアンテナ基地局と結ばれていて、そこで電気信号から光に変換されて、各中継局経由でホストに接続されていく。
で、SBがハードもソフトもどれだけ設備投資に金をかけていないかということは、関係者にはわかるだろうし身元ばれするのもアレなので詳しく書かないけど、古い安物を使っている。wi-fiサービスポイントが増えましたと言っても、それがfonだったりするわけで、設備投資も実質ゼロ円だったりする。
都内でWiMAXの方がつながりやすいとかどんだけ手抜きしているんだこいつらというところである。

設備投資額を2年で1兆円とか言っているけど、それは全国規模のインフラに対する設備投資額としてはかなり低予算と言わざるを得ない。ケーブル部分は既存のものを使うとしても、基地局もホストも中継局の機器もソフトもメンテや場合によっては入れ替えもしなければならないわけで、商売道具にテコ入れするのであれば、株主への対費用効果として具体的目標値も言うべきであろう。それが皆無。
そしてつながるようにするには、基地局の増設で対応するのか、基地局自体を強化するのか、その指針も出ていないわけで、全額が韓国に設置するデータセンターの能力向上にあてがわれる可能性もあるわけだ。データセンターの能力向上でアクセスが快適になる設備投資1兆円としても、彼のプレゼンでは嘘にはならない。

んで、プレゼンでは声高にカタログ値での違いを言っているが、あくまでもそれはiPhone4Sの能力の説明であって、SB側施設の理論値や能力値や実測値ではない。端末機を活かせるだけのインフラが整っていないのであれば、最先端端末機であるiPhone4Sを使う意義はどれだけあるのだろう。これは個人の価値観次第だろうが、私には魅力の欠片も感じない。wi-fi前提ならば、3Gは不要。スマートフォンである以上は、wi-fiでの活用が前提というのはコンセプトがおかしい。

ただ、プレゼンでの見せ方はうまいよね。それだけは感心する。
その筋の知識がない人であれば、騙されるというと語弊があるが、少なくとも勘違いをする可能性のあるギリギリを演じている。au、KDDIの社長に同じレベルのものを要求するのは酷であるが、せめてCM並みに攻めの姿勢は維持しないと、わかってもらえない場合も少なくないだろう。

とか、東京デジタルフォン時代から携帯電話を使ってきた世代としては、いろいろ残念な思いがあるわけです。

18:20追記
えと、書き忘れ。
1兆円にはLTE投資が含まれていると思うのです。長期計画で予定している新規設備投資を現状改善のために投資すると理解されるプレゼンであったならば、それは詐欺だよね。

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