2011年10月2日日曜日

現金の再配置はどうなる?

さて、先週末は期末で、様々な先物が現金化されてUS$に戻っているわけだが、HFなんかは投資をしていないとしんでしまう人種だから、週明け早々には、決済したUS$が世界中に再配置されることになるだろう。
投資家以外の現金はそんなに急に動かないだろうし、中国は一週間休みだから、先週末程の混乱はないものと考えているが、それでもある程度は荒れるだろう。先物、投機筋は急騰するだろうし、為替もまた変わるだろう。それを錯覚した人がまた巻き込まれて大変なことになりそうだ。年に数度、このようなことが起きているんだなぁ。しっかり流れに乗れたら煙草代くらいは捻出できそうだ。

で、どこに金が集まることになるんだろうかと考えてみる。全く同じところに配分はされないだろう。一旦引き上げたことを機に、どこにいくら配分するかを再検討するはず。
国的に安心できるところは、北米、OZあたりだろうか。欧州、東アジアはいろんな火種があるから、その地域の国は巻き込まれるリスクがあるものとして考えられると想像。その中でも、比較的安心なのは、イギリス、ドイツ。日本も恐らくはリスクの比較的少ない地域として勘定されているのだろう。

金曜深夜までにガッツリと下がったところは、そこから更に下がるところと持ち直して急騰するところと、二極化するものと考える。恐らくは、中国が経済活動を再開する期間も考えると、10月半ばまで。それ以降は、個別の落ち着いた取引になるんだろう。その頃にはギリシャとか韓国がどうなるとかが見えてきて、新しい投機ネタとして注目されて行くことになると想像。

具体的には、不安要素の強いユーロ関連は基本的に相対的に下がるものと予想。ただし、ドイツとか個別で上がるところはある一方で、不安感の強いイタリア、スペインは一層下がるだろう。
OZは不安要素が少ない地域なので上がるものと想像。ここも中国関連も投資しているはずなので、2週間にわたって何段も上がることになると思われる。
日本はどうだろうか。株安は変わらないだろうなぁ。上期決算では、多くの企業が9月になって海外投資しまくったりとか決済したりとか罰金とか支払いまくっているので、BS上は特損が多く出ているだろうし、最終損益だけでなく経常レベルでも数値はよろしくない状態のはずなので、下がるところは少なくないだろう。明るい話題のある企業に資金が集中することになるんだろうが、最終的には同じかそれ以上の金額が流入することになるのかな。そうすると更なる円高という可能性も非常に高くなるわけで、それをさばいていけるだけの行政機構がないからとんでもない混乱も予想できる。

あれこれ考え始めるといろんな可能性があってよくわからなくなってきて、相場の混乱があるものと想定しておくことが必要なんだろうという非常に簡単な結論になってしまった。どんなことが起きるかは、週明けてからのお楽しみにしていこう。

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