2011年10月22日土曜日

中東・アラブ情勢を考える

カダフィーが殺害されてリビアの長期軍事政権が崩壊した。個人的には残念だと思っているが、思想が理由ではない。
イラクのフセイン逮捕、アフガン占拠、ビンラディン殺害等、一連の中東でのアメリカ勝利宣言。エジプトも政権がひっくり返ったし、シリアでもデモがあったりとか、どんどんイスラム圏の勢力図が書換えられ、アラブ商人の商圏が荒らされているのが現実として存在する。
イスラムがユダヤによる侵略を受け、思想教育を強いられているという印象が拭えない。そして中東の一番の未解決問題では、パレスチナの独立は認めないとかいう傲慢がまかり通っている。
どんだけユダヤ商人に媚を売らなきゃいけなくなるんだろうかというのが杞憂であることを心から願う次第。アメリカもトップが変わっても所詮はアメリカなんだなぁ。

中東・アラブ利権がユダヤに完全に渡ると、対抗できるのは中国商人くらいしかいないのがなんとも歯がゆい。日本人は交渉力とか力技で状況打破とかは苦手なので国際社会でリーダーシップを取ることはできないだろう。
アジアでそれができるのは中国しかない。あの根拠のない自信と、後から実績がついてくることを期待しての突進力は、DNAに歴史が刻まれているからなんだろうか。
中国が本気になったのは、先週の北京で肌で感じたのでそんなに心配はしていないが、この先の国際政治、経済がどのように動くのか注視したいところだ。

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