2011年10月23日日曜日

TPP賛成だけどいいかね?

関税がかからないということでその税収が減るわけだがそこはどうやってカバーするつもりなんだろうなぁとか財務的な問題がなんも議論されていないようなんだけどいいのかという心配もあるけど、基本的には進めるべきだと考えている。

TPPについては、問題視されているのが食品の安全性とか農業/畜産業あたりの保護視点だけなのが非常に問題を感じる。一部の不利益だけを大きく取り上げているが、有利になることはあまり流されておらず全体での経済効果がどうなるのかという資料が見当たらないんだけど、これはマスゴミがいつもと同じで不安感を煽るために流さないでいるだけなのかもしれないけれどもそのあたりの疑問点はまた別の機会に書いてみようと思う。

日本は輸入により仕入れた材料を加工して、それを輸出することにより外貨を稼いでいる国である。海外での日本ブランドは高性能で高級なものであるという位置を築いているので、それが安くなることによって販路の拡大が期待できるわけで、その効果を考えると相殺されるんじゃないかと思う。
牛肉にしても、ブランド牛は日本にしか通用しないものではないと思うんだよね。

医薬品については厚労省の輸入薬品をどうするつもりかの見解とかがちゃんと出ていないからアレなんだけど、自立支援を使っても月に5千円程度の支出をしている立場としては歓迎である。飲んでいる薬の多くはファイザー製だったりとか、海外で開発されてそれを日本メーカーが製造しているというものがほとんどなわけで、関税が撤廃されれば日本国内で製造しているものだけでなく、海外から安く仕入れたものを常用できる可能性が高い。

現状、海外との競争力のない、保護された業界だけが取り上げられており、関税が撤廃されることにメリットのある競争力のある業種が無視されている。保護されるべき業種については国の指導が必要になるのだろうが、そこにこだわってメリットを潰しかねないという状況は好ましくないだろう。

日本は工業立国か、農業国か、金融国なのか、基本的な国策の方向を理解してから、進むべき方向の議論が必要ではなかろうか。

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