今週のユーロ/ドル相場は、前半に上がって下がってヨコヨコ。そして週末にがつんと上がるという殺人仕様だった。基本的には前半はユーロが売られ、後半にはドルが売られたような印象。しかしながらドル円が他通貨と比べて下がっていなかったのは神の手があったんだろうか。77を守るような約束事があったのかな。
1.385まで上がってから下がって1.352。最後は1.378まで上がったわけで、ポジション取りがうまくいった人やロストカットされない程度に低レバでポジション維持できた人は益が出せたようだが、散々だった人が多いようだ。
金曜日の上げは、ドバイタイムから怪しい動きだったのが、ロンドンから本格的に開始。ニューヨーク市場が休みということでほぼやりたい放題の上昇。これは実需とかファンダとかを無視したものだと思われる。
実需としてはイタリア国債売買があるが、払う側としてはユーロ安であって欲しいところであって、ユーロ高はない。売る側としては高く買って欲しいのは当然だが、適正なレートかという視点からすると、入札時と購入時の大きな差額が発生するのはおかしい。普通なら意図して動かさないだろう。大人の事情があったものと推測する。
つーことで、投機的な仕業だったんじゃなかろうかという想像。ニューヨーク市場が休みであれば、予期せぬところからの反発の可能性も少ないし、市場で動いている金額も大きくないので仕手筋は少ない元手で操作が可能になろう。そのための情報操作とかいろいろあったようだ。様子見する投資家が出てきたらいろいろ煽っていたように見受けられる。
邪推していくと、メルケルへの嫌がらせなのかなとかいろいろ考えられるところはあるんだけど、結果としては流れとか読めなかったことでの損失が発生しているのが現実なわけで、半分以上は悔し紛れの推測になるので感情抜きの冷静な分析はできませぬw
コツコツためた益がすっとびました。今週前半の下げでは益を出せていたんだけど、その印象から抜け出せずに損切りしきれず、ほぼ原資というかマイナス。いやぁ、やられた。今週稼いだし金曜夜だし呑むぜ!ってときにLC警告メールは萎えたわw 呑んだけどさ。
さて、自分なりにこれからどうするかを考えてみるメモ。
基本的にはユーロ/ドルは下がる方向と決め撃ちなんだけど、11/11夜の動き方からすると、もうしばらく波乱があるような予感がしている。当面は実態と乖離した動きが続くだろう。週足からの想像だとそろそろ下がるはずなんだけど、その時期が遅れるというイメージでいる。
実需関連は、アメリカ貿易収支関係だろうか。欧州の貿易収支重視ならばユーロ安方向になるはずなのだが、自分たちの時間帯に全否定しているから、当面は今のレートでやっていくつもりなのだろう。それでも欧州はユーロ圏外からの収益確保を目指さないといけない立場なので、さすがに10月末につけたユーロ/ドル1.42までは上がることはないと思うんだけど。でも今月中は上方向だと想像。
冬だし原油を安く買いたいからユーロ高に誘導したとかいうオチだったら泣く。
クリスマス休暇前後から年末にかけてはHFの手仕舞いも重なって、そのあたりからは下がる方向だろうというのはなんとなく確信している。タイミングとしては、11月のアメリカの貿易収支が軽減された発表があってから、それまで維持したドル安からドル高方向に転換する可能性が高いのではなかろうか。
当面は、1.378から1.385方向。そこを超えるかどうかは中銀の意思になるだろう。リバウンドがあるだろうがそのまま落ちることはないと思う。長期間の上げ方向になりそうなので、いろんな可能性を考えたポジションがいいのだろう。
こんなことを書きながらも、ひょっとして月曜にまた暴落するんじゃないかという希望的な疑念も消えない。感情が入るとロクなことはないのはわかっているんだけどね。
さて、損切りをどこでやってどこで入るか。ここまできたら、損切りするタイミングはロンドン以降かな。今週末はゆっくり考えよう。
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