今週前半はユーロ圏経済不安定からのユーロ下落、後半からドル上昇で、為替が大きく動いた。
ドル/円は、77円あたりをうろうろしていたのが、23日からドル高基調に入って、26日には77.8円に届きそうなところまでの上昇。円不安を指摘するニュースが流れたが、基本的に新しい情報ではないのでその影響はなかったと思われるが、一週間で約1円近く動いた。感覚的には、まだファンダ的に円高ではあると思われるが、これからどう動くかは気になるところ。
ユーロ/円も大きく動いた。こちらは円安ではなくユーロ安。104.8円から102.8円までと、2円の下落。円が対ドルで安くなっていたのでこの程度で済んだのだろうが、これまた殺人的動きだった。
ユーロ/ドルも動いた。週明け1.353から一旦1.343まで下がり、そこから1.356まで上がってから、波はありつつも1.321近くまで一気に落ちた。週足の雲を抜けるときと、1.33のバリアを破るときはかなり不自然な動き方だったが、どちらも17時以降の欧州時間での出来事。ユーロ圏は安値をつけて輸出業の復興を目指すという理解になるのだろうか。
全般的に、ドル高、ユーロ安という方向に動いたのは、クリスマス休暇前であることと、年末決算に向けての手仕舞いを開始したものという見方が多いようだ。一部、ユーロ不安という声も聞こえるが、ドイツ国債の不人気はユーロ安になったことで輸出業がそれなりの利益と税金を稼いでくれることだろうから、ファンダ的には大きな問題にはならないものと考える。信用不安と云っても、実際に経済危機になるわけではない。
ということで、今週も当初からユーロ/ドルにS目線で入っていたのでご馳走様相場。時々、スケベLを入れてやっちまったなぁ的なところはあったが、基本的においしくいただきました。
反発があるだろうと予想したところにリミットを入れて、反発したところで戻り売りをしようとしたものの、反発なく過ぎてしまったり仕事している間に戻ったところから更に下落していたりでガッツリと取れていない、大きく動いたところに枚数をあまり仕込めていなかった、というのが反省点。それでも現時点での含み益込みで15万円近くのプラス。
種50万が含み益込みで79万まで増えてるので、雑所得の確定申告が必要になった様子。9月から開始して、煙草代が稼げればいいや程度に思っていたのが意外と稼げたのは嬉しい誤算だ。家庭持ちオッサンの小遣い稼ぎとしては上々だろう。
来週からはどうなるのかが予想つかない。
ユーロ安になるだろうと予想していたものの、こんなに早い時期に1.32台に突入するとは思っていなかった。もう少し下がるんじゃないかと考えているが、ファンダ的にはそろそろ適切なレートに近いんじゃないかという感覚。
この先は決算の手仕舞いがあるとして、直近の決算期があった9月末のレートが参考になると思われる。9月末時点とファンダ的に異なるのは、欧州の銀行が現金を必要としていることくらいだろうか。経済的には大きな変化は起きていないので、その影響がどれくらいあるのかということに注目することになるのだろう。アメリカはTPPやFTAに注目していて、ドル安指針にあまり関与していないように思われるので、その影響は少ないだろう。
来週以降、年末までは基本的に下がるものと考えているが、そろそろ底が見えてきたと思っているので、底を割ってから適切なところに戻るのか、上がってから底に行くのかがわからない。あまり儲けてないHFの捨て身な仕掛けも入ってくるだろうしちょっと怖い相場になる予感。ただ、今週のように大きく動くことはないだろうと想像するし、ちょっと我慢すれば戻ってきてくれる程度の波なんじゃないかと考える。さすがに1.2前半より下まで落ちることはないんじゃないかなとか思うんだけど、そのあたりをあっさり裏切って動くのがユーロ/ドルなんだよね。
来週は、今週末の流れをくんで一旦下がってからドカンと上がってまた下がるとか、そんな動きになるんだろうか。このまま下がり続けるとかいう怖いことが起きるかもしれないけど。まぁ、月曜は下だろう。その後は様子見だなぁ。
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