2012年4月14日土曜日

限定的な動き

ここ数週間のユーロドルは、固定相場化していて基本的に右にしか動いていないようだ。
今週前半くらいまでは、ドル円の方が動きが派手だったこともあり、今週はほとんどユーロドルはポジらずに終わってしまった。
ドル円は、一方的な動きからやや広いレンジで推移。一時期のような一方的なジワジワ上昇とか下降はなくなって、数日耐え忍べばクソポジも助かるケースが多かったと思う。

先週まではコツコツドカンで種を減らす方向だったが、ユーロドルをあきらめてドル円でちょい復活。pipsあたりの金額がドルストよりも円の方がいい環境であれば、動かないドルストを触る意義はあんまりないんだよね。いや致命傷も深くなるわけだけれども。

この先のレートの動きは、一時的に円高方向になると思う。日本の輸出企業のほとんどが3月末に年度末決算したので、あずみん砲はほとんど機能することはないだろう。欧州の経済状態が上向きになっておらず、中国の景気も以前ほどの勢いがないことで、メンタル的にリスク回避の動きが多くなるだろう。アメリカは相変わらずドル安歓迎ムードなので、相対的に円高になってくると想像。
ただ、日本企業の2011年度決算発表が出てからは日本円も不安定になると思っている。為替差損による影響で経常収支は悪化しているのは明らかで、景気悪化ムードが再び出てくるだろう。それにより、日本市場がリスク回避場所と認定されなくなる可能性がある。
日本がリスク回避と認識されている根拠は、絶対的な安定性ではなく、消去法的に選ばれているだけだろうと思っている。確かにいろんな障害を乗り越えるだけの知恵と行動がある会社が多いんだけどそれだけじゃどうにもならないことはたくさんあるんだよね。

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