小学館の態度とかの社会的な問題は残っているが、放射性物質と鼻血との相関性については様々な見解が出てきて認識をあらためる部分があった。そこだけメモしてみる。
ちなみに被曝とか曝露とかの語彙は、労安衛法とかそのあたりの法令に定義されているものとして使用。
1)鼻血の出血部位
・鼻血は鼻の奥にあり、毛細血管が集中しているキーゼルバッハ部位なるところの粘膜からのものが多い
・キーゼルバッハ部位はデリケート故、刺激によって鼻血の症状が表れることは珍しくない
・刺激と鼻血の相関性は認められるが、具体的検証評価がなされていないために根拠とならず、想像の範囲でしか語れない
・煙草の煙レベルの刺激では鼻血にはならない
・ストレス性鼻血もある
・短時間の放射線被曝とキーゼルバッハ部位からの出血との関連性はない
3)放射性物質の曝露による鼻血
・放射性物質のキーゼルバッハ部位に対する曝露による刺激により、鼻血という症状にあらわれる可能性は否定できない
4)マスゴミ捏造関係からの私見
・事故直後の福島県内小学生の鼻血は実際に多かったらしいが、現在は落ち着いている
・各種アンケート調査は、調査母体も時期も不明確なので今回との相関性や信頼性はゼロ
さて、以上が前提となった場合に、どう理解するのが最も最適なのかと考える。
・放射線被爆はない可能性が高い
・放射性物質曝露はあった可能性が高い
これ以上もこれ以下もない。
放射性物質の曝露による放射線被曝による健康被害は現時点では計測不可能だが、放射脳が騒ぎ立てるような事態には至らないだろう。これはヒロシマとナガサキが、原爆投下後も街として存在しているという現実からの推測でしかないが、大きく間違ってはいないだろう。放射線被曝と健康被害の相関性を研究したものはないので、これは客観的データが圧倒的に不足しているので推測の域を出ない。
また、アンチ放射脳が全面的に鼻血と原発事故との関連性を否定しているが、放射線との相関性を否定することは間違いではないだろうが、放射性物質曝露の可能性を否定するだけの根拠がないということも認識すべきであろう。これまたキーゼルバッハ部位からの鼻血につながるだけの刺激物は世の中に多くないということからの推測だが、可能性がゼロではないので否定するだけの根拠はない。
放射性物質の曝露と放射線被曝による健康被害は別次元のものであり、同じテーブルで関連性をもたせたまま議論するのは愚かだというのが個人的結論。鼻血が出るほどの短時間の放射線被曝なら全身の細胞が壊れて死んでるというアンチ放射脳の見解は正しい。ソースは、放射性物質研究を過去にやっていた会社での知識と経験と記録。
何が正しくて何が嘘なのか。情報過多の時代であるからこそ、デマや思い込みによる被害妄想をするのではなく、第三者的視点で考えることが必要だと痛感した次第である。
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