2014年2月10日月曜日

投票率46.15%になったことを考える

2014年第一回都知事選の結果、予想通り舛添が当選。以下、宇都宮、細川、田母神、家入、と続く見込みとのこと。まだ全部開票されていないので、宇都宮と細川が入れ替わる可能性はある。
個人的には不本意な結果であったが、終わったことは仕方ない。都議会議員が舛添が変なことをしないように監視してくれることを祈るばかりである。今回は自民推薦って足かせがあるので大丈夫だと思いたいところだ。

選挙速報として、投票締め切りと同時に、出口調査で舛添に当確が出てしまったのは残念なイベントだったが、黒池上がまたしても公明党にあれこれ言ったりとかいうアクティビティーが楽しかったのでよしとするが、恒例になりつつある#tokyomxタグがtwitterで遊ばれまくっていて今日も日本は平和でした。

さて、一番問題視すべき投票率の低さだが、雪もあるんだろうけど、都民不在の選挙だったことに尽きるんじゃないかと考えている。
なぜか争点が原発に集中しており、確かに電力消費者である都民と無関係とは言わないが、都民にとって必要なことは原発の是非の討論ではないということ。エネルギー施策は国策であり、先の参議院選挙で争ったことでうんざり。関係ないことばかり挙げられていたら、興味の持ちようがない。
結果として「誰が当選しようと、都民にとって利益はない」と考えた人が有権者の半数以上いた。ということだろう。
また、投票率が半数以下ということは、舛添以外でもかまわないということでもある。得票率の母数を有権者全体としたら、30%程度だろうか。都民が選んだわけではなく、応援団体の人数が多かっただけ、である。赤旗が聖教新聞に負けたってことだけはわかった。
また田母神支持者の多くは、本来は浮動票層だろう。田母神がいなかったら、投票率が40%を割る可能性があったかもしれない。

若年層では田母神が支持されていたようだが、それくらいの意識がなければ選挙に行かないということだろう。当然、宗教上の理由で舛添への投票もあっただろう。MX調査の結果、20代では舛添と田母神がほぼ同率での支持となっていたのはそんなところだろうと想像する。

家入の健闘は次につながるものだと考える。知名度も低く、政治に対する素人であっても、立候補者と投票者の双方向での意見交換の結果、5位に着けたというのは驚くべきことだろう。これも投票率が上がればどう評価されたかわからないところだけれども。

2014年第二回都知事選が行われる可能性もある。そのときにはもう少し都民に訴えるべき論点を政策に掲げた候補者が出てくることを心の底から祈る。

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