2011年12月11日日曜日

ユーロを買う人はいるのか

英国は「影響力を失う」、EU財政規律強化への不参加で-ユンケル氏 - Bloomberg

米当局者:米国はIMFへの融資を行わない-他国による融資は支援 - Bloomberg

中国外務次官:中国はユーロと欧州経済を信頼-新華社 - Bloomberg


先週からいろいろ取りざたされているユーロ経済だが、基本的には直接支援するところはないという結論になるのだろうか。てゆか、夏から散々支援されているけど出口が見えないしもうどうしようもないねというか世界的に金が余っているところが少なくなってきているということなんだろうか。

米国は国内経済を立て直すのに必死だし、手を差し伸べられるご近所さんの英国は逃げたし、中国は投資には興味があるけど支援する気があるわけじゃない。
東アジアは台湾以外はアレで、中国は国内消費に一服感が出てきているし、中東のオイルマネーだって石油消費が少なくなればなにもできなくなる不安感がある。ロシアは暴動が始まった。米国は次回選挙に向けての活動重視。
どこも自国の守りに入っているタイミングなわけでECBが必死にユーロの水準を維持しようとしていても実態がそろそろおぼつかなくなってきている。
そもそも先進国に分類されるEUが投資される必要のある産業なんてのはほとんどないわけで、それで国債をバシバシ発行しているということは異常なんだよね。マネーゲームの土俵に自ら乗っかっていく自殺行為だと思う。

それにも関わらず相変わらずのユーロ買い支えが行われているが、どうするつもりなんだろう。素直に実態経済に見合ったところにしないと、ダメージがどんどん大きくなるような気がするんだけど。
それなりに買い支える側の論理はあるんだろうし、この先のビジョンもあるはずだけども、でも想像つかないし見えないままだなぁ。

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