2011年8月21日日曜日

円高からの考察

特定しますたm9(`・ω・´) 【円高】 政府要人「こんな状態の日本の円が買われるなんて、他国はよほど悪いということだ」とぼやく

円高が止まらない。
日本国内に住む立場としては、円が強くなる理由がわからない。株も下がっているし、一体何が起きてどこに金が流れているのかが全くもって不可解である。

円高の理由を考えてみる。
まず、ドルについてはオバマが信用されていないということなのだろう。ユーロは爆弾を抱えたということになっているのだと思われる。そうなった場合に、国際通貨として不安の少ない通貨が結果的に強くなるということだろう。
欧米については不安がある。中東も一部政情不安。ドバイから撤退して数年ではなかなか戻る踏ん切りもつかないというところだろうか。
豪州ドルは、地元産業はそこそこだが、欧米のサテライトの方が多いというところでの不安があるのだろう。
アジアを考えてみる。
まず思いつくのはシンガポールだが、金融と貿易のhubとしてのアジア拠点として価値があるはずだが、金融中心の産業であるがゆえに欧米で万が一があったときにどうしようもなくなるという判断だろうか。
自国産業のある国となると、インド、中国、台湾、韓国が考えられる。
韓国は国家経済の破綻寸前で外貨を稼ごうと必死だけどそろそろ爆発だろうか。台湾は恐らく問題は少ないが、保障は何もない。中国はなにをやらかすかわからない。そもそも外資に対する締め付けは厳しいということと、アメリカ国債を思いっきり持っているというリスクがある。インドはなんのかんのいいつつも基盤はしっかりしている国だと思うのだが、ただ国際経済的にはあんまり存在感がある国にはなれていない。
そうやって引き算で考えていくと、3月に震災があり、政治がボロボロで、輸出に頼っている国であるにもかかわらず、一定の信用が得られているということになるのだろう。国が破綻しても日本企業はなんとかすると思われているのだろうか。多分なんとかするだろうと、メーカー勤務としてはなんとなく感じるところはある。
しかしながら日本国内の株やら相場、土地建物が高騰している様子もない。日本国債にでも手を出しているということだろうか。一体どこに行ったんだろう?

それにしても今の円の価値が適正なものであるとは思えない。これは日本製品の国際競争力からして、利益を確保できる為替ではないということからの感覚であって、ディーラーさんをはじめとする相場を見ている人と視点が違うのでそこはご容赦いただきたい。ビッグマック指数を逆に見たものに近いかな。トヨタを基準に考えたら面白そうなデータが取れるんじゃなかろうか。
今、旬なのは米ドルで金相場なのだろうか。金の価値自体は絶対的には変わらないが、相対的には需給バランスと相場師の嗅覚に左右される。投資家は常に何かに投資をしないと気が済まない人種だから、どこかしらの相場が下がれば、どこかが上がっていくわけで。

米ドル、ユーロ、それぞれ異なる根拠での安値。相対的に引き算で生き残り高値の付いた円。どこでそのバブルがはじけるか。かなり気になるところである。


新エネルギーにどっかんと金が集まってるのか。。。

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