2014年6月28日土曜日

au iPad mini +Cellularを台湾SIMで使ってみた

一週間の台湾旅行から帰国。パソコンは現像処理をやっているので重たいが覚えているうちに台湾の通信事情をメモしておく。今回も昨年のシンガポールと同じく、auで購入したiPad mini +Cellularに台湾キャリアのnano SIMを挿したものを母艦にして通信しようというもの。
事前に仕入れた情報として、LTEの入札が昨年行われたばかりで、データ通信はまだ3GとWiMAXが主流らしい。そろそろ一部でサービス開始されるかどうか?という段階。3Gも通信会社によって、GSMとW-CDMAとCDMA2000が混在という日本並みのカオスな状況らしい。旅行者に便利なWi-Fiはあちこちでfreeなものがある。ホテルやショッピングモールでは大体使える。空港でもfree Wi-Fiがあるが、利用者が多いのでよく切れたとかいうWi-Fiアルアル状態なので使えない子認定。

さて、空港でSIMカード屋を探すのが両替に次いで必要な作業となる。桃園空港第2ターミナルは、税関を出たところ左手奥に4社が並んでいた。値段はどこもほぼ同じ。電話もできるタイプとデータ通信専用の2種類があるが、iPadなのでデータ通信専用プランを選択。手元のiPad mini +Cellularのアンテナは、とりあえずどのキャリアでもカバーできるようなので中華電信のSIMにしてみた。ちなみに通信量の上限無しと太っ腹で、私のようなネット依存症にはありがたい。


















説明書は日本語表記もされている。さすが台湾。
アクティベートだが、電話方式のために電話機能のないiPadでは不可能だが、店員にお願いするとさっくりとやってくれた。通信機能やメッセージをいじった形跡がなかったので、なんらかの方法があるのだろう。キャリア設定等は自動なので、面倒がない。一度抜いてから挿しても自動再設定してくれる。






















通信速度はどんなもんかと計測。下りは快適だが、上りが細い。FBやtwitterに画像をpostすると時間切れerrがあったりとかしたので、使い勝手としてはイマイチの評価。画像投稿をするときは、ホテルのWi-Fiで行うのがいいのだろう。
その他の使い勝手は悪くない。ただ、3G通信なので複数台のテザリングを行うには体感的に遅い印象。また、iPhoneとiPadとのテザリングでは、接続側の電池消費も激しいとか、母艦側がWi-Fi電波を掴んでしまって接続が切れるとかいう解決できない問題があることを考えると、iPad +CellularよりもSIM freeなNexus7あたりを母艦にする方が安上がりだし、いいかもしれない。

ちなみに、au iPhone5sに中華電信のSIMを挿してみたところ、「他のキャリアのSIMは受け付けません」という悲しいエラーメッセージが出ることを確認。キャリア縛りがなくなる日が来るのを心の底からひさびさに祈ったりもした。
恐らく半年後くらいには、都市部でLTEが開通するだろう。そうなればもっと快適なモバイル生活が期待できる。楽しみだ。