石原が田母神を押しているが、世間に受け入れられることはないだろう。弁護士宇都宮はよくわからないが、人権屋というところで生理的に無理。このあたりは個人的に注目すべき泡沫候補に並べたい。
さて大物候補としては、殿様細川とセクハラ舛添の2強で、どちらかに決まるだろうと想像する。しかしながら、どちらも私の好みではない。
殿様の強みは小泉のプッシュが話題になるだろう。しかしながら、佐川献金問題をうやむやにして首相を辞めた経歴の持ち主が、同じ献金スキャンダルで辞めた猪瀬の後釜を狙うというのは如何なものだろう。図太い神経の持ち主なのか、なにも考えていないのか、どちらにしても相応しい人材ではないと断言していいだろう。
小泉は老害化してきたなぁとか思う。脱原発はいずれは必要なことだが、今すべき議論はエネルギー問題ではない。経済は原発停止によるコスト増大の影響から、なかなか抜け出せないでもがいている。また、代替エネルギーを開発したいのはエネルギーに関わる企業にとっては当たり前で、それなりの資金を開発に当てている。しかしながらまだ目処がついていないというのが現実。無知な人たちが推し進めた太陽光発電が、エネルギー問題解決の役に立っていない現実をそろそろわかっていいころだろう。
舛添は、自民党を除籍されたのに推薦されるとかいう謎というか大人の事情とかいろいろ考えされられるところだ。
小泉ジュニアのコメントからすると、党内でもまだ意見が分かれていると想像するが、他にふさわしいところがいないという判断なのだろう。ただ、都民としては投票したい人物像ではない。組織の中の歯車の一つとしては有能な切れ者なんだろうが、東京都のトップとするにはいろんな問題がある。スキャンダルの噂も絶えない人物だ。
しかしながら、今時点でのいろんな組織票や知名度からの計算では、舛添が当選することになるのだろうなぁ。
今現在の立候補予定者では、田母神が一番筋が通っていて、一番現実的な主張をしているというのがなんとも悲しいところだ。自衛隊をよく知る人が防災計画をたてたら、素晴らしいものができることに間違いはないと思う。でも、都知事に求められるのはそこじゃないんだよなぁ。
東京をよくすることを論理的に主張できる候補者が出てきてくれないものだろうか。